絶望ノート/歌野晶午 あらすじ 感想

真田丸を欠かさず見ています。今さらですけども。
脚本と主演が発表された二年くらい前から楽しみにしていました。絶対おもしろいやつでしょ。
あの頃の、武士の時代って、女の人の扱いがかなり悪いと思うんですけど(語彙力なくて申し訳ない)、
出てくる女の人たちみんな強いのは、三谷さんの脚本ならではなのかなーって思う。別に?違うの?まぁいいや。
三谷さんの、会話のセンスが好きです。飽きないですよね。





歌野晶午「絶望ノート」 あらすじ・感想

絶望ノート [ 歌野晶午 ]

「葉桜の季節に君を想うということ」で有名な歌野晶午さん。この作品もまぁすごいので(だから語彙力)、おすすめします。

まずあらすじから。

中2の太刀川照音は、いじめられる苦しみを「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねた。
彼はある日、頭部大の石を見つけ、それを「神」とし、自らの血を捧げ、いじめグループの中心人物・是永の死を祈る。
結果、是永は忽然と死んだ。が、いじめは収まらない。
次々、神に級友の殺人を依頼した。警察は照音本人と両親を取り調べたが、殺しは続いた。

「BOOK」データベースより

主人公の名前が、最近噂の、いわゆる“キラキラネーム”です。照音と書いてしょおん。
いじめのきっかけとなった、と主人公は分析しています。

ではここから感想を。ネタバレなしです。

この本分厚いんです。東野圭吾の「白夜行」くらいあるかも。
でも思っているよりうんと早く読めちゃうんで大丈夫(なにが)。一気読み本です。

構成はあらすじにある「絶望ノート」という日記帳の中身が主に中心なので、すらすら読みやすい。
ただかなりストレスたまります。まるで自分がいじめられているような感覚になるし、
どうしようもない周りの鈍感な大人たちに対してはもう腹立たしさしかない。

でもほら、これはフィクション・小説だから、勧善懲悪じゃないけどさ、何かしらスッキリさせてくれると思いながら読んでいました。そう思わないと、読み進めるのが辛い。胸くそ悪くなっちゃう。
この主人公が救われる日が来ると信じながら読んでいました。

終盤は視点がコロコロ変わり、全ての謎と「絶望ノート」のトリックが解明され、そこに存在する“連鎖”の力に圧倒された。

絶望ノートには主人公の想いが宿っているのは確かだけど、彼が想像したよりもうんと効力があった。それが切ないというか、やるせないというか、ただただ怖いというか。

でも、やっぱり全ての元凶は主人公が憎む人物だと私も思う。だからそこに同情する気にはならなかったな。

某「デスノート」を彷彿させる「絶望ノート」の効力が発揮されるまで結構時間がかかるので、それまでは読者も我慢の時間が続くことになります。
もしかしたら途中でリタイアしたくなる方もいるかもしれませんが、どうか必ず最後まで読んでほしい。注:私は作者ではありません(知ってるよ)。

本当の「絶望」は最後のページにこそあるので、あの読後感を味わわずして“絶望ノート”は完成しないんじゃないかなぁと思います。ぜひ。

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