愚者のエンドロール/米澤穂信 あらすじ 感想

「氷菓」の映画化を知りました。また君か、山﨑賢人くん。

山﨑賢人くんは好きですよ。「35歳の高校生」の時から。割と前から。

でも最近、実写化となれば小栗旬・福士蒼汰・山﨑賢人、っていうお決まりキャスト。

視聴者は飽きると思うし、作品の個性もなくなると思うんだけどどうですか。←

でもまぁ想像してみると、山﨑くんのホータロー(主人公)、悪くない。

問題はヒロイン。全然イメージ違うんだけどな。皆さんどうですか。←





米澤穂信 「愚者のエンドロール」 あらすじ・感想

愚者のエンドロール (角川文庫)

そんなわけで、「氷菓」から始まる“古典部シリーズ”の2作目の感想です。



まずあらすじから。ネタバレなしです。

「折木さん、わたしとても気になります」
文化祭に出展するクラス製作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。
その映画のラストでは、廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた。
誰が彼を殺したのか?その方法は?
だが、全てが明かされぬまま映画は尻切れとんぼで終わっていた。
続きが気になる千反田は、仲間の折木奉太郎たちと共に結末探しに乗り出した!
さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリの傑作。

「BOOK」データベースより

前作に続きこちらもページ数も少なめでサクッと読めます。

今作でなかなか面白いのが、主人公・ホータローの心の動きです。





ではここから感想です。ネタバレなしです。

前作よりはミステリー要素は強かったです。

わたしは海外ミステリーを読まないのであれなんですけど、生粋のゴリゴリのコアなミステリー好き(どういうこと)の方は、謎解き以外の部分でも楽しめるポイントがたくさんあるんじゃないでしょうか。

登場人物の名前然り、英題然り、作者さんの遊び心満載なのです。

……って、わたしは上にも書いたとおり海外ミステリーを読まないのでそこまで細かな部分は楽しめませんでしたがね。悔しい。


さて本題へ。

とあるクラスが文化祭用に作った自主制作映画の中で起こる未解決の殺人事件を、古典部のメンバーが解決する、という内容。

↑かなり説明を端折りましたので、気になった方はぜひ作品を読んでご確認ください。(雑なおすすめ)

未完成の殺人事件を、提示されている材料を使って辻褄が合うよう解決しろってこと。(まだ端折ってます、気になった方は以下同文)

ここで上に書いた、ホータローの心の動きがメインとなってくるのが面白いんです。

謎解きを通してホータローが自身の能力についてたくさん考えます。

省エネがモットーの彼が、そこにこだわって考える姿は結構良かったな。

ホータローはキャラがすごく立ってるかわりに、高校生らしからぬ言動っていうか、元も子もない言い方しますと、全くリアリティがなくってかなり二次元的な人物なので(この作品では彼に限ったことじゃないけど)、歳相応の悩みと向き合ったりしているとなんだか微笑ましくなります。

構成がちょっと凝っていて、各章ごとに登場人物たちが“推理”したそれぞれの“解決編”が描かれています。

どれも辻褄が合いそうで合わない、合わなさそうで合う、という感じかな。

無題だった“解決編”に各々がつけるタイトルも個性的で面白い。

何より、「映画の中の殺人事件」なので、前回同様に血生臭さが一切ありません。

なので何通りもの“解決編”を純粋に楽しめるというか、気楽に読めるのが一番いい。

学園ものだしね。キャラクターを楽しむ感覚で。

そういう意味で終盤になればなるほど味わいが増すんじゃないのかな。

ホータローの気付きのシーンと敗北感とか、読者としてすごく肩入れしちゃって応援したくなるもんね。

上手く着地させたなぁと感心しちゃいます。

だって、一歩間違えればホータローってウザイやつになっちゃうから。特に大人から見ると。(個人の感想です)

まぁそのあたりは読んで確かめてください。(お決まりのやつ)

個人的に、最後のほうたる(わたしのうち間違いではありません)が大好きです。

ぜひ読んで確かめ自重します。

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