封印再度/森博嗣 あらすじ 感想

腰痛が治りつつあります。やっとだよ。
あんまり治らないから、内臓からきてるのかなとか思ってた。
いや、完全否定はできないけどさ。検査したわけじゃないから。
もともとヘルニアがあって、たまに無理な体勢とか続けるとこうなるから、
内臓は関係ないと信じたい。
なるべく安静にしていた成果です。
おかげで家事が進まず、家めっちゃ汚いんですけどね。




森博嗣「封印再度」 あらすじ・感想

封印再度 (講談社文庫)



すっかり恒例になりました、S&Mシリーズの5冊目です。

英題は「WHO INSIDE」。なんと、邦題と同音なんです。おしゃれ。
大事なことなんで2回言いましたってことですね?ね?
しかも二つともちゃんと内容にリンクしています。

ではあらすじから。ネタバレなしです。

50年前、日本画家・香山風采(ふうさい)は息子・林水(りんすい)に
家宝「天地の瓢(こひょう)」と「無我の匣(はこ)」を残して密室の中で謎の死をとげた。
不思議な言い伝えのある家宝と風采の死の秘密は、現在にいたるまで誰にも解かれていない。
そして今度は、林水が死体となって発見された。
2つの死と家宝の謎に人気の犀川・西之園コンビが迫る。

文庫本裏表紙より。

タイトルフェチなんで、このタイトルが付いてるってだけで高評価です。
題名だけでごはん食べれちゃうわ。

この回はドラマ版で映像化されていて、トリックを目で確かめたかったので見ました。
文字だけで読むと、どうしても己の想像力との闘いになっちゃうんで、
映像でわかりやすく見れてよかったです。
わたしの想像力もなかなかいい仕事してたようです。

では感想を。ネタバレなしです。

シリーズの中ではページ数は多いほうかな。ちょっと時間かかりました、読み終わるまで。

「天地の瓢(こひょう)」には鍵が入っています。「無我の匣(はこ)」は、その鍵を使わねば開きません。
しかし「天地の瓢(こひょう)」の入り口は細くなってて、鍵はどう考えても取り出せないんですね。
これを映像で見れて満足というわけです、はい。
映像化の最大のメリットですよね。わかりやすいし、実現可能なトリックだと確認できてよかった。

で、今回もわたしは萌絵に怒り心頭です。いや、今回こそは許しませんよ

しつこいくらいに書いてますが、わたしはこのシリーズの萌絵と犀川先生の関係性とか会話とかが好きなんです。
犀川先生がきっちり大人なんで、成立する関係性なんですよ。
犀川先生の器があってこそ、萌絵のわがままもギリギリ微笑ましくなるんです

毎回、萌絵のおてんばっぷりや暴走を犀川先生に同情しながら冷ややかに(おい)見守ってきましたが、
今回は見過ごせません。
この物語はフィクションです、なんて注意書きも関係ありませんからね。
詳しく書くとネタバレになっちゃいますが、
「人としてやってはならぬことをした」とだけ書いておきます。重っ。

今回は犀川先生も相当怒りますが、生ぬるいですよ。我が子なら引っ叩く案件ですからね。

でもそうか、萌絵にはそうやって叱り教えてくれる両親がいないんだなぁ。と切なくなってみる。でも許さん。

でもまぁ、犀川先生は自分の中の何かと向き合う良いきっかけではあったんでしょうね。
と、事件には全く関係のない感想になりました。

今回のわたし的みどころは、鍵と箱のトリックと、悔しいですが萌絵が仕掛けた二人の純愛劇でした。

事件に関しては、実際に読んで楽しんでください。丸投げ。

”建築学科”の犀川先生が本領発揮しています。

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