ヒポクラテスの誓い/中山七里 あらすじ 感想

次男が偏食で困ってます。もうご飯作らないぞ。

6歳次男、無類の米好き。とにかく白ご飯を掻きこむ。噛んでるのかなってくらいの速さ。

気に入らないおかず(きのことか、サラダとか、煮物とか)を食べる時はダラダラダラダラ……。

おかずに全く手をつけずに白米だけをひたすら掻きこむ。

次男「ご飯おかわりしていい?」

私「おかずも食べてから」

次男「……もうおなかいっぱいで食べられへんねん……」(しくしく泣きだしそうな演技)

私(突然怒りのリミッターが外れる)「食べられへんちゃうやろー!食べたくないだけやろー!」

みたいなことが、ほとんど毎日起こる。もう、ご飯作らないぞ。米だけあればいいんでしょキミは。←おとなげない





中山七里「ヒポクラテスの誓い」 あらすじ・感想

ヒポクラテスの誓い (祥伝社文庫)

本屋さんで積んでありました。帯にWOWOWでドラマ化決定!とありました。

WOWOWユーザーの私はこの文言に弱いです。まんまと釣られて購入。



ではまずあらすじから。ネタバレなしです。

浦和医大・法医学教室に「試用期間」として入った研修医の栂野真琴。
彼女を出迎えたのは偏屈者の法医学の権威、光崎藤次郎教授と死体好きの外国人准教授・キャシーだった。
凍死や事故死など、一見、事件性のない遺体を強引に解剖する光崎。
「既往症のある遺体が出たら教えろ」と実は刑事に指示していたがその真意とは?
死者の声なき声を聞く、迫真の法医学ミステリー!

「BOOK」データベースより



初めての作家さんです。

最近、初読み作家さんが多いです。

いかに今まで偏った読書をしていたかわかります。反省。



ではここから感想を。ネタバレなしです。

この作者さんのお名前も見たことはあったので調べてみました。松岡圭祐さんパターンです。(?)

「さよならドビュッシー」の作家さんだったんですね。

「贖罪の奏鳴曲」の作家さんだったんですね。

わたし、「さよならドビュッシー」はWOWOWで放映されていた映画を観たことがあったので、これは期待できるぞと確信しました。

(ちなみに「贖罪の奏鳴曲」も少し前にWOWOWでドラマ化されましたが、こちらは見ていませんでした。不覚。)

まず読んでみて簡単な感想は、とにかく面白かったです。

やられた!とか、あぁ面白かったなー!なんてしみじみ思うタイプの本という意味ではなくて(ややこしい)、純粋に楽しい作品でした。

初めに書いたようにWOWOWでドラマ化されるそうですが、映像化にピッタリなエンタメ作品。

まぁちょっと言い換えれば、“ありふれた医療(法医学)もの”ってことにもなるんだけど、好きな分野だったりするからかな。楽しかったです。

一番最初のお話で、主人公の真琴が初めて解剖に立ち会うシーン

ここの描写がとてもリアル。描写が巧いのでよけいに。

映像だけじゃなくてたちこめる臭いまで感じてしまいそうで吐き気が。

これ、解剖シーンのたびにこんなに詳しい描写がでてくるのか?わたし、大丈夫かな?と心配になるほど。

最近あんまりグロテスクな本を(どんな本だ)読んでなかったので、免疫が薄れていたのかも。

でもそのあとからの解剖シーンはなんとか耐えられるくらいの描写でした。

この作家さんは“死”を描くのが上手なんだなと思った。

他の作品を読んでないので比較できないし、扱っている設定が法医学だからこそそう描いているのかもしれないけど。

なんていうのかな、“死体を描いている”って感じがしないんですよねー。

うん、上手く言えないのでやめときます。

構成は連作短編なので、中だるみすることなく各話楽しく読めたし、もっと読みたい欲求が残りました。

連作なので最終的には繋がり、ひとつの大きい謎も解明されるので爽快感もあります。

そういう構成と、キャラと台詞がいいのでここまで楽しめましたが、謎解きという面では物足りなかったかな。

あんまり手が込んでない(なにそれ)し、伏線があからさまなので途中で見当がついちゃう。

じっくり読み込む本も好きだけど、こういうテンポが良くてキャラのたつ本も好き。

あくまで本格ミステリではなくエンタメミステリでした。でもわたしは満足ですけど。

これはぜひシリーズ化して続編を出してほしい。

専門的な描写も詳しい反面わかりやすかったし、どんどん成長していく主人公も見てみたいです。

ちなみに、題名の「ヒポクラテスの誓い」というのは、医師の倫理・任務などについての、ギリシア神への宣誓文(ウィキ参照)らしいです。

知らなかったので、作中でちゃんと説明がでてきて、なるほどなぁと感心。

この作家さんの他の作品もぜひ読んでみたいです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です