白ゆき姫殺人事件/湊かなえ  あらすじ 感想

長男が風邪をひきました。微熱でしたが咳がひどいので学校を欠席。
朝から次男を幼稚園に送り、その帰りに長男を小児科へ。
帰宅後、家事をしたりお昼を食べたりしてから、次男を迎えにいくまでお昼寝。
長男、咳は出るけど身体は元気なのかすぐ遊ぼうとするので、無理やり寝かせる。
夕方、長男が一言。
「ママっていつも(次男を)迎えにいくまでお昼寝してるの?いいね」
……。
ため息しか出ません。ゲンコツ繰り出さなかったこと褒めて欲しい。




湊かなえ「白ゆき姫殺人事件」 あらすじ・感想

白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)


井上真央さん主演で映画化されましたが、そちらは観ていませんので原作のみの感想になります。
見る機会がありましたら別に感想記事を書きます。

まずあらすじから。ネタバレなしです。

化粧品会社の美人社員が黒こげの遺体で発見された。
ひょんなことから事件の糸口を掴んだ週刊誌のフリー記者、赤星は独自に調査を始める。
人人への聞き込みの結果、浮かび上がってきたのは行方不明になった被害者の同僚。
ネット上では憶測が飛び交い、週刊誌報道は過熱する一方、匿名という名の皮をかぶった悪意と集団心理。
噂話の矛先は一体誰に刃を向けるのか。傑作長編ミステリー。

文庫本裏より。

これは現代社会の実態というか、ネット社会の特徴をふんだんに描いています。

作中には”コミュニティサイト”として”マンマロー”というものがでてきます。
いわゆるツイッターのようなもの。
本の最後に、関連資料として”マンマロー”のやりとりや、週刊誌の記事などが載っています。
これがとってもリアルにつくられています。
でもその資料から読んじゃうと犯人がわかっちゃうんで、気をつけてくださいね。

では感想を。ネタバレなしです。

湊作品にしては、かるーい感じでした。内容がね。凝ってないというか。
ページ数で言えば「Nのために」とかと同じくらいなんですけど、内容の重さというか、密度が全然違う。

さっきも書いたように、最後のほうに”関連資料”なるものがあるので、
ページ数があれども本編はそのぶん短くなっているからでしょうか。
事件の本質などは二の次で、この物語の肝というかメインの部分はきっとそこなんだと思います。

このネット社会、1つの事件を巡って飛び交う憶測が光のごとく一瞬で全世界に発信される。
昔では噂話で済んだことも、現代ではなんだって真実みたいに当然の顔でそこに居座ったりします。

誰かが発信した1つの情報を鵜呑みにして、便乗して、どんどん虚像を作り上げていく。
しまいにはそれが一人の人間の人生をまるっきり変えてしまう。
そんな一連の流れが、1つの殺人事件を通して描かれていました。

湊さんの作品って、登場人物たちの独白で物語が進んでいくものが多いと思います。
この作品もそうなんですけど、その独白をたよりにというか手がかりに事件の真相を追っていきます。

で、これはもしかしたらネタバレになるかもしれないので嫌な方は読まないでくださいね。

この登場人物たちの独白を、全部真実だと思ってはいけないんですよね。
わたしはいつもこれで騙されるんです、湊作品。ちょっとアンフェアな気もしますけど。

でもいつも、その登場人物にとっては真実に変わりはなく、角度を変えてみて初めて形が変わるみたいな感覚かな。

嘘をついてる自覚の無いものと、ちゃんと認識をもって嘘をついているもの。
これが混ざっているので、読者が見破るのは大変かも。

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