さまよう刃/東野圭吾 あらすじ 感想

チーズケーキ作りにはまってます。まーたどうでも良いことを。
甘いものがちょっと苦手なので、あんまりケーキは好きじゃありません。ほんとどうでも良い。
生クリームとスポンジのコラボが苦手なので、ホールだと16分の1切れでじゅうぶん。
ところが!!(急なテンション)
ベイクドチーズケーキならいくらでも食べられるということに最近気付きました。
別にいくらでも食べる必要なんてないのに。太るだけなのに。




東野圭吾「さまよう刃」 あらすじ・感想

さまよう刃 [ 東野圭吾 ]



またまた少し前の東野作品を。

読書ブログを始めて、更新にムラがありながらも半年以上が経ちました。
こんな何の役にも立たないようなブログを読んでくださっている方に日々感謝です。

で、そろそろ、どの本の感想を書いたか把握しきれなくなってきた。頑張れ自分。

とりあえずあらすじから。ネタバレなしです。

自分の子供が殺されたら、あなたは復讐しますか?
長峰重樹の娘、絵摩の死体が荒川の下流で発見される。
犯人を告げる一本の密告電話が長峰の元に入った。
それを聞いた長峰は半信半疑のまま、娘の復讐に動き出す――。
遺族の復讐と少年犯罪をテーマにした問題作。

文庫本裏より。

この本の感想を書いていなかったようだと気付いたので、書きます。

映画化もされた問題提起作品。
ちなみに恒例の、wowowさんで映画版も前に見ましたので、チラッとそちらの感想も。

ではここから感想を。ネタバレなしです。

これはですねー。1,2を争うくらいに、精神的ダメージを受けた作品
現実には起こり得ないことってあるじゃないですか。お化けがでたりとか。(え?)
そういう次元でなら、いくらグロい物語を読んでもダメージは受けません。

でもこのお話は違う。現実世界にこんな思いをしている被害者や遺族が存在するし、
今の時代、いつ誰が標的にされるかもわからない。
決して他人事や物語の中だけの話ではありません。

薬丸岳さんの作品とかもそうだけど、そういうお話は結構ダメージが大きいです。
じゃあ読まなければいいじゃんってなりますよね。そこはまぁ、なんかすみません。そこは読ませて。

東野さんって、結構描写はサラッとしているというか。サラッて何。
あんまりくどくど描写しないじゃないですか。どんな場面もスピーディーと言いますか。
まぁそんな感じ(でた!)だから、
心理描写も情景描写も複雑じゃない分、表現が直接的でストレートなんですよね。

なので、主人公が密告電話を受けたあとから復讐を強く誓うまでに至る流れや、
その時に受けた哀しみや衝撃、怒りや憎しみがシンプル且つダイレクトに表現されていて、
優れた比喩や凝った描写よりも何倍もリアルで生々しくて。
残酷すぎて小説といえど目を背けたくなるけれど、ここをオブラートに包んでしまっては、
この作品の役割というかそういうものがちゃんと機能しないんだろうと思う。

主人公が真っ向から受け止めたように、読者も決して目を背けてはいけない。
先に書いたように、この物語の中で起こる”残酷なこと”や”理不尽なこと”は、
現実世界にも起こりうること、実際に起こっていること。
あやふやにして、目を背けていいはずがないのです。

ではこの辺で映画版の感想を。

あぶないあぶない。書くの忘れちゃうとこだった。頑張れ自分。

今回はキャストについては触れませんよ。誰が寺尾聰さんに文句が言えよう。最高の演技でした。

そしてこの映画版を観たのも結構前なんで、細かいところは覚えてないのでざっとだけ。小説だとね、読み返しながら書けるんですけどね。記憶力が乏しくてすみません。

やっぱり映画の2時間という短さでは、こういう難しい作品は扱わないほうが無難だと思うけどな。
原作の良さもメッセージ性も半減しちゃっていた。確か、そうがっかりした記憶はある。

特にラスト。この物語のラストは、原作でさえ賛否両論があると思う。
でも原作は、すぐに受け入れられずともだんだん納得はできる結末だった。
なのに、なのに!映画でなぜあんな余計な変更を……?救いでも作ったつもりでしょうか?
という、わたしの一番嫌いな、”話が変わってくるでしょうが!!”っていう終わり方でした。

これはやっぱり原作を先に読んだから抱く感想であって、
映画を先に観たとすれば、何も不満はなかったかもしれません。寺尾さん最高だし。竹之内カッコイイし。

これは本当に難しいテーマ、設定の物語だから。仕方ないのかも。

どちらも観たことのない方には、全力で原作をおすすめします。とっても体力は必要ですが。
東野作品の中でも重いテーマを扱った、そして真っ向から向き合った、名作です。

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