龍神の雨/道尾秀介 あらすじ 感想

手足口病感染は毎年の恒例行事です。
長男→次男→わたし、という順番まで恒例。
息子たちは熱もでなく元気だったけど、口内炎がつらそうでした。
わたしは手も足も口も発疹がでたところは全て痛かったです。
小さいお子さんがいる皆さんもお気をつけください。





道尾秀介「龍神の雨」 あらすじ・感想

龍神の雨 (新潮文庫)


この本は結構細かく目次が書かれてあって、それを繋げて読むのも楽しいです。

ではあらすじから。ネタバレなしです。

添木田蓮と楓は事故で母を失い、継父と三人で暮らしている。
溝田辰也と圭介の兄弟は、母に続いて父を亡くし、継母とささやかな生活を送る。
蓮は継父の殺害計画を立てた。あの男は、妹を酷い目に遭わせたから。
――そして、死は訪れた。降り続く雨が、四人の運命を浸してゆく。
彼らのもとに暖かな光が射す日は到来するのか?

文庫本裏表紙より。

二組の兄弟(兄妹)の視点で物語は進んでいきます。
似たような似ていないような家庭環境の兄弟(兄妹)たち。

タイトルに「雨」とついています通り、けっこうな頻度で雨が降っています。
全体的にジメジメ湿っています。

ここから感想を。ネタバレなしです。

この作品はテーマがしっかりしているしわかり易くて、ミステリーとしてもとっても面白かったです。
わたしの好きな伏線回収の仕方でした。
この作品をきっかけに、道尾秀介作品を読み始めました。

先にも書きましたが、全体的に雨の湿っぽさや鬱々とした暗い雰囲気が漂っています。
これは主要人物たちが学生ってことが余計に「やるせなさ」を煽っていますね。

子どもと大人の中間地点にいるような彼らの思考は、ちょっと飛躍しすぎていたりやっぱり未熟だったり
それでもスピードを緩めず、複雑な家庭環境で彼らの抱える感情はますます大きく深くなり、
疑いもせずに真実となって、次にはそれと闘わなくてはならない。
若さゆえ、幼さゆえに事件が起こってしまったように思います。

主人公の一人は、作中で「龍」を何度か見ます。タイトルにも登場しますね。
この「龍」はどこにいたのでしょう。なぜ見えたのでしょう。
それがこの作品の根幹ではないでしょうか。

運命は何に導かれたのでしょうか。龍って存在するのでしょうか。

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