連続殺人鬼カエル男/中山七里 あらすじ 感想

とうとう読書タイムすらとれなくなってきました。つらい。

最近、忙しいだとか時間が無いだとかグチグチ言ってきましたが、なんとか確保していた読書タイム。

それがここ一ヶ月ほど、ほとんど本を読めていません。

このブログを欠かさず覗いてくださっている方(いるのかな?)はお気付きかもしれませんが、その割にはブログ更新頻度はちょっとだけ上がっているという不思議。

おまえ、時間あるだろ。となじれてもしかたないと思う。(誰もなじらない)

結局、時間が無いというよりは時間に追われて本を開く気力がない、というのが現実。

パソコンは触れる。ブログは書ける。

今はインプットよりアウトプットの時期かなと自己分析してます。

かっこつけてみました。





中山七里 「連続殺人鬼カエル男」 あらすじ・感想

連続殺人鬼カエル男 (宝島社文庫) [ 中山七里 ]





そんなわけで、アウトプット意欲(なにそれ)が旺盛なうちに溜まりに溜まった感想をどんどん書いていきたいと思います。

いつまで続くかな?



ではまずあらすじから。ネタバレなしです。

口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。
傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。
街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。
警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに…。
無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは?正体とは?
警察は犯人をとめることができるのか。

「BOOK」データベースより



「ヒポクラテスの誓い」から読み始めた中山先生。

こちらも評価がよかったので購入。

でももう中山先生はわたしの中で“作家買い”の対象になっていますので、手に取るのに評価は関係ありません。ドヤ顔。





ではではここから感想を。ネタバレなしです。


この本、表紙はなんだかかわいいんですよね。

カエルちゃん凶器持ってるけどさ。死体転がってるけどさ。

でも内容はいつものようにグロいです、中山先生だから。

なかなかハードな描写してきます。連続殺人なので凄惨さはもちろん出したいだろうし。

タイトルみた時はすごく安直でひねりがないなと(すみませんすみません)思いましたが、読み終わってみればなるほどなタイトル。

他作品で有名な本が同じようなタイトルのつけ方しているんだけど、それをここに書くとネタバレになりかねないので自重します。

伏線回収とどんでん返し、中山作品にはこれがてんこもり。

やっぱミステリーはこれがないとつまらないもんね。

伏線の張り方は好みじゃないけど。(余計な一言)

わかりやすさがあって、もうちょっと隠して欲しかったりします。(好みの問題)

でもどんどんページを捲らせてくれる展開と二転三転してから明らかになる事実。

最後の最後まで気を抜けないのが中山作品。

この作品は特に、最後の1行までゾッとするので、ちゃんと気を張って読んでほしいです。

で、ちょっと厚さもある一冊なんですが、途中めずらしくダレちゃいました。

決してダラダラしているシーンでもなく、むしろ緊迫感のある場面のはず。

熱量もあって、作者さんが力を入れて描いているのも伝わってくるシーンなんですが。

読みながら、ここいる?必要?と、一瞬現実に引き戻されてしまって。

物語の中から押し出される瞬間って、ほんと気分が一気に醒めてしまって悲しいです。

ネタバレにならないように書くと(って言っても、ここバラしても特に問題ないです←)、市民と警察が争うシーン。

いつまで経っても捕まらない連続殺人鬼の恐怖におびえ、警察署にたくさんの市民が乗り込んでくるシーンなんですけどね。

(めっちゃざっくり&うろ覚えで書いてますので悪しからず←)

市民の切羽詰った感情やらなんやらを描く大切なシーンなんだとは思います。

でもここが相当長い。(体感として)

そもそも連続殺人鬼の設定に現実味があんまりないので、ここでこんなリアリティを出されてもって。

わかる、気持ちはわかるんですよ。

こんなこと現実にあったら誰だって不安で発狂しそうになる。

でもそういう、そこを描く物語じゃないでしょってことを言いたい。

この本の楽しむべきポイントは、ずばり犯人は誰か、動機はなにか。その追っかけと謎解き。だと思うんです。

最初からその答えに向かってページを捲り、作者さんの煽りやら伏線やらを受け入れ、さぁどんどんこい状態の最高潮にある時、その警察VS市民のシーンは冗長に感じて苦痛ですらあるかなと。

そのシーンが後から特に影響することもなかったように思った(読解力不足でしたらずみません)ので、余計に。いならなかったなと。

文句言うならそれだけです。敢えて言ったみたいにしときます。

エンタメミステリー作品としては純粋に面白いですからね。描写はグロいけども。

それが平気な方はぜひ。

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