パレード/吉田修一 あらすじ 感想

次男が胃腸炎になりました。そんなゴールデンウィーク最終日。(いつの話を…)

次男くん、生まれてこのかた吐いたことがありません。

長男はすぐ吐き戻す子だったんだけど、次男は赤ちゃんの頃でさえあんまり吐かなくって。

そんな次男くん、立て続けに三回ほど嘔吐。しっかりトイレで。

翌日にはケロッとしていて、お腹も痛くないみたい。不思議。

さらにその翌日には普通のご飯を食べて元気すぎた次男くん。

あの嘔吐はなんだったのかなーなんて思いながら安心しきっていました。

そしたらなんと夜中に再び嘔吐。しかも下痢まで。

(今さらだけど食事中の方すみません)

病院で「食あたりかな?」なんて言われながら、初の点滴を受けました。

そこから吐くことはなくなったものの、今度はお腹ピーピーでトイレに間に合わない。

よりによって雨続きのなか、洗濯機とわたしフル稼働。

本人はいたって元気。お腹もピーピーだけど痛くはないみたいで何より。

そのあとしっかり旦那とわたしにうつりましたとさ。長男くんだけ無傷で無敵でした。





吉田修一 「パレード」 あらすじ・感想

パレード (幻冬舎文庫) [ 吉田修一 ]


「悪人」「怒り」の作者・吉田修一さんの作品。

上記二作に比べるとページ数はかなり少なく短め。

でもぜひ読んでみてほしいなと思う作品です。



ではまずあらすじから。ネタバレなしです。

都内の2LDKマンションに暮らは男女四人の若者達。「上辺だけの付き合い?私にはそれくらいが丁度いい」。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め…。発売直後から各紙誌の絶賛を浴びた、第15回山本周五郎賞受賞作。

「BOOK」データベースより



第15回山本周五郎賞受賞作。

わたし、山本周五郎賞受賞作好きだな。我ながら。

一番多く持ってる賞かもしんない。(語弊があるぞ)

好みがそっち(どっち)寄りなんだろうな。





ではでは早速。ここから感想を。ネタバレなしです。

上にも書いたけどページ数は少なめでさらっと読めちゃいます。

ひとつの部屋でルームシェアしている男女のお話で、それぞれの視点で物語は進んでいく。

“進んでいく”って言い方もピンとこないくらい、すごく淡々としていて。

途中で同居人がひとり増える展開も、「え、そんくらいの反応なの」ってくらい淡々。

そんな感じで内容もある程度さらーっと読めるんだけど、そのままいくと最後にとんでもなく身震いすることになるのでお気をつけて。

(これはネタバレじゃないよ、注意喚起だよ←)

どこで方向転換したのかギアチェンジしたのか気付かないまま最後まで同じテンションで読んじゃって、わたしほんとに身震いした。

やっぱり「悪人」や「怒り」の作者・吉田先生だったよ。(どういうこと)

この本はあんまり長々感想を書くともったいないので(なにが)このくらいにしておきたいんですけどね。

“好き”の反対は“無関心”なんていいますけどね(いきなりなんの話)、一番こわいのは“無関心”じゃなくて“知らないフリ”だと思うんですよ。

知ってるくせに。無関心装いながら、ほんとは知ってるくせに。(どうした)

誰だってあるでしょ、知らないフリでやり過ごそうとすること。

なんかそういう事実というか、そのリアルさに身震いしたわ。

ちっちゃなことだったり大きなことだったりそこは個人差あるかもしれないけど。

自分を守るためか、自分の生活を守るためか、ただただ面倒なだけか。

この作品ではそのどれもだったりして、それを貫くための“盛大な知らないフリ”が描かれていて。

それをサラッと書かれて、サラッと読んじゃって、身震いした。(しつこい)

人の二面性もこわいけど、そこを臆面もなく見てみぬフリする・できるっていう人間性もこわい。

そんな後味の悪い読後です。まとめるとそういうことです。

たぶん苦手な人は苦手なんじゃないかなぁ。

こう、最後の最後に置いてけぼりくらうような、放り出された感。

なのでいわゆる“イヤミス”とはまたちょっと違うと思う。

好みが二分されるだろうから強くはおススメしないけど、よかったら読んでみて。(どっちや)

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