また、同じ夢を見ていた/住野よる あらすじ 感想

長男がインフルエンザになりました。ついにきた。
病院に行くとくっきりインフルエンザの陽性反応が。奇跡的に、誰にもうつらずにすみました。

住野よる「また、同じ夢を見ていた」 あらすじ・感想

また、同じ夢を見ていた [ 住野よる ]


住野よるさん。「君の膵臓をたべたい」の作家さんの新作です。
新作が出ると知ったときから楽しみにしていたけど、
買うかどうかの段階で結構迷いました。文庫派なんで。(そこ)
単行本にまで手を出すとキリがなくなっちゃうしね。結局は買っちゃったわけですが。

ではまずあらすじから。ネタバレなしです。

きっと誰にでも「やり直したい」ことがある。
学校に友達がいない“私”が出会ったのは手首に傷がある“南さん”
とても格好いい“アバズレさん”
一人暮らしの“おばあちゃん”そして、尻尾の短い“彼女”だった―

「BOOK」データベースより

で、結局買ったくせにまた、本棚でしばらく眠らせていました。
引っ越しのことやらで忙しかったのと、もっとドロドロしたやつを欲していたので。
一段落つき、少し気分転換にと思い読み始め、さっさと(←言い方)読了。

ここから感想です。ネタバレなしです。

前作がとってもよかっただけに、期待値がかなりあがっておりました。
そんな状態から読み始めたので、物語が動き出す中盤まではなかなかしっくりこなくって。
前作は冒頭から掴まれたので、それをまた期待してたんですよね。

この作者さんの描く文章ってとてもきれいなんです。比喩も美しい。
でもそれが今作では少ししつこいような感じがしました。何ていうか、うんざりしてしまうくらい。
これは物語上の、主人公の性格によるものだとはわかっているんですけど、
それでもいちいちしつこくって(何それ)、読んでいるとちょっと疲れました。

私はしつこい描写は嫌いじゃないし、この作者さんみたいな綺麗な文章ならなおさら、
その部分も楽しんで読みたいと思っているんですけど、
ちょっとメリハリがなかったというか。比喩の描写に飽きる一歩手前でした。
同じ喩えばっかりでてくるってわけじゃないですよ、喩え方が一緒なのと、
比喩・比喩・比喩・で文章を繋ぐもんだから、遠回しが遠回しを呼ぶ状態(だから何それ)。

文句ばっかり書いてもあれなんで、そろそろ内容について。

こんなに文句たらたら書いてたくせに、わたし、泣きました。泣きました。
しかも理由はわかりません。大丈夫か自分。理由もないのに涙が。

ひとつのエピソード、ひとつの言葉に泣かされたというより、積み重ねですかね。
きれいな言葉の積み重ね。小さなエピソードの積み重ね。
主人公の、痛み・我慢・強がり・寂しさ。その反対側にある嬉しさや触れるあたたかさ。
全部の積み重ねが一気に溢れ出す場面があって、
それがどこだったかと言われれば思い出せないんだけど、
なんか今まで知らぬ間に蓄積されていた感情が突然姿を現して、
ふいに、涙がキラリ。(世代がバレる)。みたいな。

そんな泣き方したことありますか。もう感動。自分の泣き方に感動。ひかないで。

じわじわも来てなかったし、なんの予感も予兆もなく泣かされ、住野さん(作者さん)天才かってなりましたよね。

内容について、と書きましたが、あんまり前知識を入れないほうが純粋に楽しめると思うので、
詳しくは書かないことにします。(逃げた)。

ほんとは細かいところの考察を書きたいんですよ。
たとえば主人公が”友人たち”に出会ったときのシチュエーションとかね。
でもあんまり書くと、ほら、ネタバレになっちゃうんで、我慢します。ぜひ読んで確かめて。

「幸せとは何か?」がテーマになっています。主人公と一緒にたくさんの幸せに気付き、触れてみてください。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です