また次の春へ/重松清 あらすじ 感想

風邪のおかげで2キロ痩せました。寝込んで辛かったけどラッキー。

食べられなかったから?と思ったけど、たかだか一日食べないだけで2キロ減るなんて信じられん。

きっと、発熱するってこと自体それくらいのエネルギーを消費しているんだろうな。

最近、自分が太り気味だと気付いたので(盲目でした)、これを機にダイエットしようと心に誓いました。





重松清「また次の春へ」 あらすじ・感想

また次の春へ [ 重松清 ]


最近読んだ作品。
本屋さんで見つけて購入。3.11の地震を題材にした短編集でした。

ではあらすじから。ネタバレなしです。

「俺、高校に受かったら、本とか読もうっと」。
幼馴染みの慎也は無事合格したのに、卒業式の午後、浜で行方不明になった。
分厚い小説を貸してあげていたのに、読めないままだったかな。
彼のお母さんは、まだ息子の部屋を片付けられずにいる(「しおり」)。
突然の喪失を前に、迷いながら、泣きながら、一歩を踏み出す私達の物語集。

「BOOK」データベースより

このあらすじだけ読んだときは、震災の話だとはわからなかったんですが、
読み進めていくと、作り話ではないあの日からのことが詰まっていて、
遠い場所でただ傍観者だった自分の知らない現実を少しだけ知ることができました。

ここから感想を。ネタバレなしです。


ちょうどこの本を読んだいるとき、熊本の地震がありました。
私は小学生のときに阪神・淡路大震災を経験しました。
もう二度とあんな怖い思いはしたくない、自分の子供にも経験させたくないと思うけれど、
東北、そして今回の熊本の地震の報道を見るたびに自然の力には抗えないという現実に慄き打ちのめされます。

この本は表紙もタイトルももちろん中身も、とにかく“前へ”という気持ちが込められていて、
収録されているどの物語も本当に胸が痛むのだけど、
それでも“前へ”進んでいこうとする人の強さにこの作品を通して触れることができた気がします。

報道だけでは絶対にわからない、知られないそれぞれの人生と、あの瞬間と、それからのこと。
家族、友達の物語

自分の善意が必ずしも相手にとってもそうだとは限らない。デリケートで難しい。
それでも自分にできることを、と考えられる人は強くて優しいし、辛い状況でもその善意を素直に受け取れる人はもっと強くて優しい。
私にはどっちもできない気がした。それがまた悲しくて痛くて、でもそうあれるように頑張ろうとも思う。
読書のあと、こんなに考えることってあんまりないんだけど、否応無しに考えさせられました。

今まではどっちかというと学生向けの重松作品を読むことが多かったので、
この作品を読んでやっぱり重松さんはすごいなぁと。
思春期の子供たちを扱った作品と、小学生向けの作品、それから大人も手にとる作品と。
全部同じ作者さんの書く文章なのに全部違う。読み手に合わせて、内容に合わせて書き分けているんだろうか。

どちらにしても重松さんの書く言葉・文章はクセがなくてスッと入ってくるので、
真っ直ぐなストーリーが真っ直ぐ伝わってきて、誰にでも薦めたくなります。ぜひ。

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