ロートレック荘事件/筒井康隆  あらすじ 感想

次男も風邪をひきました。そりゃあもう必然的に。
兄弟姉妹がいる家庭ではよくあることですよね。
インフルエンザとかノロウィルスとか、ちょっとやっかいな感染症だと、
けっこう真剣に隔離しますけどね。
ちょこっと風邪ひいて、元気はあまるほどある時はなかなかそうもいかない。
いつもケンカばっかりなのに、こういう時はひっついて遊ぶのは何で??




筒井康隆「ロートレック荘事件」 あらすじ・感想

ロートレック荘事件 (新潮文庫)


ミステリー好きと公言している以上、この作品は紹介しておかねばなりません。
あれ、前にも同じようなこと書いたような……?
ミステリー作品の中でも超有名作品です。

ではあらすじから、ネタバレなしです。

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。
ロートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが…。
二発の銃声が惨劇の始まりを告げた。
一人また一人、美女が殺される。邸内の人間の犯行か?
アリバイを持たぬ者は?動機は?
推理小説史上初のトリックが読者を迷宮へと誘う。前人未到のメタ・ミステリー。

文庫本裏より。

この本、私が持っている文庫本の中で1番薄いです。あ、本の分厚さの話です。
展開も先を読みたくなるような面白さなんで、すぐに読み終わってしまいます。

”ロートレック”というのはフランスの画家の名前。
本の中でいくつかロートレックの絵のページがあります。

では感想を。ネタバレは少しあります。

核心には触れないようにしますが、未読の方はお気をつけください。

さっそく書いてしまいますが、この小説には叙述トリックが使われています。
ミステリー作品の中でも有名だと書きましたが、この叙述トリックの使い方が上手いことで有名です。
いわゆる”どんでん返し”が待っているからです。

この作品はページ数が少ないにもかかわらず、結構内容が詰まっていると思います。無駄がないんですよね、きっと。
なので物足りない感はないし、”どんでん返し”のおかげで読後感は満足です。
決して明るい話ではないので、悲しい気持ちは引きずっちゃいますが。

個人的に残念なことが1つ。
途中で”ロートレック荘”の部屋割り図がでてきます。各部屋に登場人物の名前が書かれています。
これがちょっとヒントになっていて、気付いてしまいました。
わざとですかね?明らかに不自然な名前がひとつ。いや、ふたつ??
で、いつものことですが、それに気付いたところで全ては解らないのがわたしです。(だから何)。

謎解きの終盤は、丁寧にページ数を記してくれてるので、遡りやすいです。
個人的にはあんまり好きじゃないですけど。一気に物語の外にでちゃうからなぁ。

この作品自体は結構古いので、動機やトリックなど今ではそんなに真新しいものではないですが、
描き方や構成は素晴らしいと思います。やっぱり無駄がない

叙述トリックもの、どんでん返しものを人に紹介する時は、だいたいこの作品をまずおすすめします。

先に書いたようにページ数も短いので、初心者の方でも読みやすいかと思います。

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