境遇/湊かなえ あらすじ 感想

コタツをだしてやりましたよ。ドヤ顔。
朝の寒さに耐えられなくて。でもお昼ごろはまだまだ暖かくって、しばらくは冬眠しなくてすみそうです。
ちなみに我が家の暖房器具は、コタツとガスファンヒーター。
ガスファンくん、すぐ暖かくなるし小さいので邪魔にもならなくていいんだけど、
ガス代が真夏の電気代よりかかるんです。どうにかならないかな。ならないか。




湊かなえ「境遇」 あらすじ・感想

境遇 (双葉文庫)


これはまたまたリアルタイムで読んだ作品です。

本好きのくせにあんまり文庫本とか新刊の発売情報をチェックしたりしないので疎いんですけど、
これはちょうど予約受付中にネットで見つけて、湊さんだし、と思って購入。
長いお話でもないのでささっといっき読み。

まずあらすじから。ネタバレなしです。

デビュー作の絵本『あおぞらリボン』がベストセラーとなった陽子と、新聞記者の晴美は親友同士。
共に幼いころ親に捨てられ児童養護施設で育った過去を持つ。
ある日、「真実を公表しなければ、息子の命はない」という脅迫状とともに、陽子の息子が誘拐された。
「真実」とは一体何なのか。そして犯人は……。
巻末に絵本『あおぞらリボン』(文・みなとかなえ 絵・すやまゆうか)を収録。

文庫本裏表紙より。

書いてある通り、巻末には作中に出てくる絵本が収録されています。
これ(絵本の内容)とっても気になったので先に読んじゃおうか迷ったのですが、
小説のキーになるようなことが描かれているかも、と勘繰って我慢しました。
結果的には、そんな必要もなかったのかも、と思います。

ではでは感想を。ネタバレなしです。

うーん……、ちょっと物足りない。湊かなえという名前がハードルを高くしているのかな。
いつものちょっとしたミスリードもなくって、なんていうか無難に仕上げている印象。
せっかく文字で読んでいるのに、ドキドキやハラハラを煽る描写があんまりない。
いろいろ作中では動きがあるのに、描写は淡々としているし掘り下げてくれない。
クライマックスとか、大切なシーンとか、どこかにあったっけ?と思ってしまう。

で、なんでこんなにつまらない(すみません)物語を書いたのかな?と思い調べてみると、
これドラマ用の書き下ろしだったようです。なるほど。

つまらないってさっき書きましたけど、物語自体がつまらないわけではありません。
二時間弱のドラマにするにはちょうど良いとさえ思うんですけど、
”小説”としての楽しさ・面白さがほとんどなかった。ガッカリ。

描写があっさりしていて、特に主人公二人以外の登場人物のシーンは必要最低限の表現しかしていない。
映像にするのが前提、とはっきりわかる作品でした。
まるで脚本読んでるみたいです。脚本読んだことないけど。

オチというか真相も、予想したとおり。
せっかくのそのシーンもさら~っと流れていって、何の驚きもない。
映像になればきっと効果音とかBGMとか流れるシーンだよ。
なんならそのセリフの前にCM入るし、主人公二人の心情を映すために顔がアップになるところ。

それをどうして丁寧に描写してくれなかったの、湊先生。というちょっとした憤り。
文字を言葉を読んで推し量りたいんだよー。小説の楽しみはそこにあるのに~。

でも不思議とページを捲る手は止まらなかったという……。

決して、つまらない話をダラダラと読まされたわけではないんですよ。
なんていうか、ピークがずっと来ないまま終わっちゃったというか。
ずっと描写に物足りなさを感じながら読んでいたので、不完全燃焼だったかな。

ハラハラして読後ズズーンと沈んじゃうようなザ・湊作品を久々に読んでみたいです。

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