映画 くちびるに歌を  感想

シルバーウィーク、引きこもっています。DVDレンタルしてきました。
土日は実家に帰り、残りの数日は得意の引きこもりです。
以前書いた、中田永一さんの「くちびるに歌を」の映画版(DVD)を観ましたので、感想を書きたいと思います。

あらすじは原作とほぼ変わりませんので割愛します。
ネタバレはあるかもしれません。主に原作との違いについて文句を書きたいと思います。

主演は新垣結衣さん。
産休に入る合唱部の顧問、木村文乃さんの代理として、東京から来た天才ピアニスト役です。

この映画を観るまで、原作を読んだ限りでは新垣さんぴったりだなぁと思っていました。少し幼い感じはしましたが。
映画を観てびっくり。設定(というかキャラ?)が変わっている。悪いほうに。
なぜこんなふうに変えたのか一瞬考えましたが、すぐにわかりました。

この映画はあくまで”主演 新垣結衣”というのが前提。原作のままではそれが目立たないんですよね。
わたし個人としては原作のキャラのほうが好きですけどね。

そしてこの”主演 新垣結衣”の為に、本来なら主人公だったはずの生徒達の影も薄くなり、
エピソードも端折られ、合唱コンクールも、それに至るまでの日々や努力も、いったい誰のためのものかという感じ。

ひどいよー。

わたしはこの物語の、少年少女の真っ直ぐな今と不安定な未来を歌が結ぶような、
そして歌うこと、歌う仲間がいることが、未来の希望、過去の宝物、何より等身大の彼らの力となって、
今までの、そしてこれからの人生を照らしてくれるような、
そんな輝きというかさー、青春のきらめきというかさ。そういうのが好きだったのに。

二時間少しあれば、原作にあるエピソードほとんどを描けたように思う。素人だけど、そう思う。
なぜしなくて良い引き算をして、またしなくて良い足し算をしたんですかね。

例えばスウィングガールズやウォーターボーイズみたいな、完全に学生を主人公においてくれたら。
というか完全にそういう感じを期待して想像していたので、とっても残念でした。

これは原作を知らずに観ていたらまぁ良かったのかもしれません。というか、そう。作品自体は悪くない。
原作と比べるからダメなんですよね。

でも原作のあるものを実写化するなら、こういうわたしみたいな(原作と比べる)のがいるってことはわかるはず。

原作より良い!って作品にはなかなか出会えないことは承知しているけど、
せめて原作の大事なところ、本質みたいなものは変えないでほしい、というのが原作ファンの願いです。

なんだか辛口・そして偉そうな感想になってしまいました。個人的な意見として読んでくださいね。

そしてこれだけ最後に言わせてください。
新垣結衣さんは1ミリも悪くありません。当たり前。すみません。

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