告白/湊かなえ あらすじ 感想

次男の運動会がありました。暑くも寒くも無いちょうど良いお天気。
今年入園した次男くん、初めての運動会。オープニングの体操やダンス張り切っていました。
二年保育なんで、園児達は年長さんと年中さんの二学年しかいません。
なので必然的に、プログラムの順番が交互に回ってくるんですけどね。
出番が終わり退場するとともに次の準備、みたいな感じで忙しい園児達。
開始二時間ほどたった頃、あんなに張り切っていた次男くんに明らかな疲れが。
園庭のトラックをトボトボ歩く姿がなんとも言えない。かわいいやつめ。




湊かなえ「告白」 あらすじ・感想

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)


かなりの有名作ですね。映画化され、とっても話題になりました。

わたしは映画版を先に観ました。
珍しく、原作より映画版のほうが良いという評判を聞いていたので、とりあえず。
そしてもちろん、これが初めての湊かなえ作品でした。
映画版の感想もちらっと併せて書いていきます。

あらすじから。ネタバレなしです。

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」
我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。
語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。
衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!
“特別収録”中島哲也監督インタビュー『「告白」映画化によせて』。

文庫本裏より。

先に映画版を観ていたので、キャストさんの顔を思い浮かべながら読みました。
で、確か白夜行だったかな?そのときと同じことを思いました。
小説を先に読めばよかった。読みたかったな。と。

この本のラストがとっても好み。これは映像より文章で読むのが1番。(個人的な感想です)。
そのほうがよりゾッとできるし、読後のじわじわくる恐怖がたまりません。はは。

では感想を。ネタバレなしです。

先に映画版の感想を書いちゃいます。さらっと。

原作の存在を知らずに映画だけ観ればかなり満足できたと思います。
とにかく松たか子さんの静かな狂気が怖いし、生徒はクソガキ(こら)だし。
狂った世界を、映像(と音)の良いところを存分に活かした演出と演技で表現されています。

計算された気持ち悪さがずーっとあって、最後までそれが続く。

原作にすごく興味がわいて読んでみたら、当たり前かもしれないけど断然原作のほうが良かった。
これは「告白」という題名だからこそ、小説で読むのが1番だと思いました。

はい、ここから原作の感想です。

この本は章ごとに視点を変えながら、それぞれ登場人物の独白で進んでいきます。
独白=告白というわけですが、それぞれの言い分がまた
別の視点になると見え方が変わってくる。

これは湊作品を読んでいけば珍しくない手法だけど、初めて読んだ湊作品だったので、感心した記憶が。

この登場人物それぞれの”告白”が、どれもこれも身勝手で独りよがりで真っ暗。
その雰囲気や空気は映像で見るとわかりやすいかもしれないけど、感じる重みが全然違う。
言ってしまえば好みの問題かもしれないし、読書好きの贔屓目みたいなものかもしれないけど。

いつものごとく、ネタバレなしで書くとどうしても漠然とした抽象的な書き方になってしまって、
伝わっているのかどうか心配になりますが。あ、わたしに力がないだけですかね。

で、ラストが(その他もちょこちょこ)映画と小説で異なるんですが、いつもわたしが愚痴っている、
「話が変わってくるだろうがぁぁぁぁぁぁ」という怒りを一切感じませんでした。

でも実際は、加えられた変更点・ひとつのセリフなんですけど、それがあるのとないのとじゃ、
”話が変わってくる”んですよ。
だから小説と映画ではその後の印象がまるっと変わるんですけど、粋な演出だなぁと感心しました。

こういうのは嫌いじゃないです。

まだどちらも見ていないかた、どちらかだけ見たかたは、ぜひそこも楽しんでほしいです。

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