記憶屋Ⅲ/織守きょうや あらすじ 感想

ついにオリンピックが始まりましたね。4年ぶりかー。(当たり前)

時差が12時間ほどあるそうで、夜更かしに拍車がかかりそうです。

夏の甲子園も始まるし、今年の夏は大忙しです。別に自分が出場するわけでもないのに。





織守きょうや「記憶屋Ⅲ」 あらすじ・感想

記憶屋(3) [ 織守きょうや ]

「記憶屋」「記憶屋Ⅱ」に続く3作目。

またまた綺麗な装丁。“綺麗”っていう形容しかできない自分がなんだか恥ずかしい。

とりあえずまずはあらすじから。ネタバレなしです。

高校生の夏生が、4年前に巻き込まれた集団記憶喪失事件。
「記憶屋」の関与を疑う新聞記者の猪瀬に頼まれ、夏生は記憶屋探しに協力していた。
だが、手掛かりとして接触した料理人の男性の記憶が消えてしまい、猪瀬は夏生の親友・芽衣子への疑いを強めることに。
夏生はこれ以上記憶屋に近づきたくないと訴えるが、その矢先に猪瀬と一緒にいるのを芽衣子に見られてしまい…。
記憶屋をめぐる、衝撃の真実がついに明かされる。

「BOOK」データベースより

「記憶屋Ⅱ」がちょっと物足りなかったので、続編をどうしようか少し迷ってましたが。

あれからわりと早い段階で購入しました。もちろんポチッと。

やっぱりシリーズものの1作目を読んだからには、結末まで追う義務があると思うんですよね。真面目だから、私。





そんな(どんな)わけでここから感想を。ネタバレなしです。

「記憶屋Ⅱ」の感想で、ちょっと期待はずれ、みたいなことを書いたんですが、Ⅲを買ってほんとによかったと思いました。

Ⅱを読んで、そこらに張られた伏線を自分で勝手に回収して、間違った結論付けをしようとしていたあの日の自分(←?)。

でもそこで自己完結をしなかった真面目な自分を今は褒めたいです(←??)。

記憶屋の正体知ってるし。なんて、前作の感想に書きましたが、そんなこと作者さんだって百も承知で、それを放っておくわけないんですよねー。

自分の中で結末を決め付けて読んでいたので、真相がわかったとき(記憶屋の正体)には「やられた感」が半端なかったです。

シリーズ1作目の「記憶屋」の設定・伏線がきちんと効いていて、そうそう、(1作目に)そう書いてあった!しまった!と。

ミステリー好きとして恥ずべき(さっきから大げさ)。何事も疑ってかからないとね。

まぁこの本、ミステリーじゃなくてホラーという分類なんですけどね。でもホラー要素も全然ないよ。

内容・エピソード自体はやっぱり軽めの人間ドラマというか(何それ)、読み応えや重厚感という部分では物足りない。

終始少女マンガを読んでる気分でした。

男同士の友情?もなんだか女々しくて。すごく子どもっぽい人間ドラマを描くんだなぁと。よく言えば純粋でした。

普段イヤミスとか好んで読むので、綺麗過ぎる物語はあんまり肌に合わないのかも。あれ、私大丈夫ですかね。

そんな中でも料理の描写だけやたらきめ細かくて、作者さんは料理好きなのかな?と変な疑問が。

そういえば1作目でも料理の描写に凝っていた。夜中に読むとお腹すくから大変なんですよね。(もはやいいがかり)

1作目から通してあるのは、記憶を消すことは善なのか悪なのかという問題提起。

これって答え出るのかな?まぁ簡単に出ないからこその問題提起の材料なんだけど。

そもそも記憶を消せる“記憶屋”が物語上の空想物なので、それに対しての議論を作中でずっと繰り広げられても、読者はやっぱり少し退屈というか、飽きちゃうというか、ついていけないんじゃないかな。

それだったら、記憶屋をめぐるエピソードにもっと深みを持たせたりしてほしかったかも。

ちょっと文句ばかりになってきたのでこの辺にしておきます。そのうち怒られるぞ。(誰に)

ちなみに、巻末に「Ⅳへ続く」の文字がなくてホッとしました。

とりあえずは完結なのかな?また別の、記憶屋ストーリーをいつか読みたいです。

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