火車/宮部みゆき あらすじ 感想

次男がおバカちゃんで困ってます。お調子者っていうんですかね。
5歳の次男が、最近すこぶるおバカなんですよ。
ここで言う「おバカ」には愛情がたっぷり詰まっているってことだけご理解ください。
さっきもね、お風呂に向かうのにパンツとズボンを膝下まで下げたままひょうきんに歩き、
盛大に胸からずっこけていました。おバカですよね??
おしり丸出しで泣く姿がもう情けなくって。かわい過ぎて抱きしめました。ただの親バカ。




宮部みゆき「火車」 あらすじ・感想

火車 (新潮文庫)


先日、旦那が某レンタルビデオ屋さんでDVDを借りてきまして。
宮部みゆきさん原作の映画、「ソロモンの偽証」の前後編。
これは映画が公開になったときに原作が気になって、少し調べたんです。
そしたらびっくり、文庫本で6巻(7かな?5かな?)くらいあって、断念した。勇気が出なかった。
今まで宮部さんの本って一冊しか読んだことなくて。
それがこの「火車」なんですけどね。

あらすじから。ネタバレなしです。

休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。
自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して―
なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?
いったい彼女は何者なのか?
謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。
山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

文庫本裏より

で(いきなり)、これを読んだのが結構前だったので記憶があやふやでしたが、
文体が好みじゃないことだけはしっかり覚えていたので、
それで6冊分の長さの物語を読む勇気も自信もなかったのです。断念しました。
また機会があれば読んでみたいなと思っています。
……なんの話を長々としているんだわたしは。

では感想を。もちろん「火車」の、です。ネタバレなしです。

宮部さんの「ブレイブストーリー」が大好きでして。映画のほうです、原作は読んでいないんで。
って書くとまた話が逸れるんで、ブレイブさんの話はやめておきます。

第6回山本周五郎賞受賞作。傑作ミステリって言えば必ず名が挙がる作品です。

そもそも「宮部みゆき」って作家さん自体、超大物ですからね。大御所ですよ。
1作品しか読んでいないわたしが言うのもなんですけど。

ネタバレになっちゃうんで詳しく言えませんが、
この本は他の「ミステリー作品」にはなかなか無い構成というか手法で書かれています。
でもそれはたぶん好き嫌いが分かれるかも。主に読後感。
後々、よくよく考えるとぼけーっとしちゃうほど感心しちゃうんですけどね。

話としては、簡単に言えば消費者金融にはまってしまう女性の話なんですけど(簡単に言いすぎ)、
今、改めて読むと時代背景が古くて少しもったいないかも。

でも人物の描きかたがすごい丁寧で、すごくリアリティがある
自分とかけ離れた世界の話でも、登場人物が活きているとそれだけで作中に入り込んでいけるし、
反対に、どんなに身近な世界観の物語でも人物やセリフにリアリティがなければ、
文章をなぞるだけのつまらない読書になっちゃうし。

特にこういう、少しシリアスで現代社会や人間の闇、弱さが根底にある話は余計に。

作中、主人公の本間が”ある勘違い”に気付くシーンでは、驚きすぎてハッとしました。
そこの描写も上手(チープな表現ですみません)で、ちょっと感動しましたよ。

この作品を読んだ頃は(今もだけど)まだそんなにミステリーに詳しくなくて、
これ伏線か?これ怪しいな?みたいに勘繰りながら読み進めるということをしていなかったし、
やっぱり宮部さんの描き方がうまいので、気持ちよく”勘違い”に気付けます。

で、その”勘違い”に気付いてから物語が大きく動き出した(ような気がした)ので、
少し厚めのページ数ですがサーッと読みきることができました。文体が好きじゃないとか言いながらね。

もう最後の本間さん(主人公)の心理描写がかっこ良いのなんのって。

久しぶりに他の宮部作品も読んでみようかな。ソロモン以外で。←

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