イノセント・デイズ/早見和真 あらすじ 感想

炭酸水にハマッてます。飲むやつね。(他に何が)

炭酸飲料がおいしい季節ですね。のどが渇いて仕方ないし。

しばらくはコーラとかスプライトを箱買いしてたんだけど、どうも飽きちゃう。

毎日飲むと絶対身体に悪いしね。太るしね。

で、試しに炭酸水を買ってみた。シュワッとしたいだけだから。

糖分なし味なしでちょっと敬遠してたけど、意外とイケる。わたしも大人になったな。←

味気がほしいときはレモン絞れば最高。

ちょっと甘いのがほしいときはカルピスを割れば最高。

ちなみに“炭酸水”より“強炭酸水”が好き。強がついてるだけで全然違うから。





早見和真 「イノセント・デイズ」 あらすじ・感想

イノセント・デイズ (新潮文庫)





初読みの作家さんです。

インスタでとてもよく見かけた作品。

評判も良さそうだったので購入。そこらへん外しません。



ではまずはあらすじから。ネタバレなしです。

田中幸乃、30歳。
元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。
凶行の背景に何があったのか。
産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がる世論の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。
幼なじみの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、彼女は…
筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。
日本推理作家協会賞受賞。

「BOOK」データベースより



夏休み期間なので、ありがたいことにブログのアクセス数が増えています。

読書感想文の参考になってますか学生さん。参考にしちゃだめなんですよこのブログ。←

でも微力ながら役に立てるといいなと思い、読書感想文に推薦できる作品を選んでます、最近。

今回は重めのこの作品を。深い感想文が書けますよ。←





そんなわけで。ここから感想です。ネタバレなしです。


まずこの本、重い読後感を帯文で謳ってますので、大前提に“そういう系”が苦手な方は読まないほうがいいかなと思います。

あらすじと帯文とタイトルとでだいたいの結末を予想していたにも関わらず、読後はなんだか空しさを感じたわたしです。←

内容は重いですが読みやすさは満点。どんどんページを捲り一気読みです。

物語の全体像としては、死刑囚である主人公の生い立ちから罪を犯すまでいろんな人物の視点で描いています。

ここがポイントなんですけど、視点が変わるたびにちょっとずつなんだかズレみたいなものが生じてきます。

報道されている“極悪人”としての主人公と、本当の彼女。

ここにズレがあるのは、まぁ物語としてはよくあることなんですけど、わたしが気になったのはまた別の“ズレ”です。

わたしは実は、物語自体よりもそっちのほうが興味深かった

例えば主人公のパートで(主人公の視点で)描かれている登場人物像と、その登場人物自身の視点で描かれている“自分”とがちょっとずつズレている。

読んでると違和感しかない。でもその違和感こそがリアルなんだなとも思う。

一番顕著だったのは、あらすじにも出ている主人公の幼馴染の弁護士。

主人公から見る彼と、彼自身の自己評価というか想い・思考がまぁ見事にズレとる。ズレにズレとる。

まぁここらへんは主人公か弁護士か、どちらに肩入れするか(←言い方どうにかならんのか)で印象が変わってくるとは思いますが。

わたしには当人を差し置いて自分の行いに酔っている薄っぺらい正義にしか見えませんでした。(ひねくれててすみません)

でもね、だからといって主人公に共感したとかではないし、むしろ腹立つシーンもたくさんあったけどね。

あとは主人公の元恋人の友達。

こちらは上記の弁護士とは逆で、どこまでいっても盲目的で自虐的な主人公に対しての彼の気持ちがとてももどかしかった。

そして、幼少期の、あの瞬間に、主人公の一生は決まってしまったのかな。と思わせるラスト。

彼女の歩んだ時間の中で、どこかで何かが違ったらというようなことはないと思う。

もうあの出来事が起こってしまったからには、彼女の破滅的な未来を回避することはできなかったんじゃないかなって。

主人公のパート、主人公の思考や想いを読んでいると、どうにもそうとしか考えられなかった。

それでもどこかで、軌道修正はかなわなかったのかと思っちゃう。

過去、現在、それから描かれなかった遠くない未来。

この本にはその過程にあるたくさんの“やるせなさ”が詰まっているんだけど、頑なな彼女の思い込みというか考え方が、わたしには一番重かった。

まわりが思う“救い”と本人が思う“救い”が正反対の位置にあったとき、どちらに寄り添えばいいのか。

答えはそれぞれにあって、絶対に交じることはなくて、だからこんなにもやるせないのかなと思う。

あ、なんか、真面目に書いちゃったな。(たまにはかっこつけたい)

たったひとつの“命”の前では、気持ちを尊重しあうことは難しい。そんなお話です。(台無し)

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