氷菓/米澤穂信 あらすじ 感想

長男の抜歯に行ってきました。例の、次男が通う歯医者さん。

長男、乳歯の下から永久歯が生えてきていました。

去年も下の前歯が同じ状態になり、生え変わりの邪魔になるからと抜歯。しかも2本同時に。

今回は2週間、自然に抜けるのを待ってみましたが結局抜けず。

歯医者さんへ向かう道中、長男は極度の緊張状態で全く喋らなかった。かわいいやつめ。





米澤穂信「氷菓」 あらすじ・感想

氷菓 (角川文庫)

「リカーシブル」を読んで以来、ずっと気になっていた米澤さん。

いろんな作品と迷ってたけど、“シリーズもの”の1作目を選びました。長いお付き合いになりそうです。わくわく。

ではまずあらすじから。ネタバレなしです。

いつのまにか密室になった教室。
毎週必ず借り出される本。
あるはずの文集をないと言い張る少年。
そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実―。
何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。
さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場!
第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。

「BOOK」データベースより


他にも気になっている米澤作品がいろいろあるんだけど、とりあえず定番っぽかったので。

こちら、米澤穂信さんのデビュー作。タイトルは聞いたことありました。


ではではここから感想です。ネタバレなしです。


物語の舞台は、高校の古典部。

主人公の奉太郎くん、“省エネ”なんてすかしちゃってるけど、ホントのとこはやっぱり胸の奥にあるんだねー、等身大の高校生でよかったよかった、と謎の母親目線になりました。

奉太郎と相棒の会話もやたら大人びていて知的。しかし(というか、だから、というか、)とても理屈っぽい。

でもそれがかえってオタクぽくてちょっと面白い。

それはそれで等身大の高校生像に見えてきた。高校生の甥っ子があんな感じなんで。(知らん)

中心人物たちが高校生だからか、人が死んだり消えたりする重めの派手なミステリーというわけではないのに、謎(というかタイトルの意味)が解けた時のゾゾッとくるなんとも言えない寒気というか快感というかね。

やられたなぁ。それがあっただけでもう満足。

集中して読めば1~2時間くらいで読めるページ数なんだけど、そんな“タイトルフェチにはたまらん仕掛け”(何それ)のおかげで、読み応え3割増ですよね。←単純すぎ

ページ数以上の内容が詰まっていたように思います。まとめ方が上手いんだろうな。

無駄な描写というか寄り道がほとんどなかったから、すんなりストーリーの全体像がつかめたし、読んでいて飽きる部分もなかった。

まぁ“重めのミステリー”に比べると、先が気になって仕方ない、みたいなハラハラドキドキ感にはもちろん欠けるけど。

結構好んで重いミステリーを読むので、たまにはこういうのもいいかなと自己完結。

古典部3人にしろ奉太郎のお姉さんにしろ、キャラ設定が漫画っぽくて現実味に欠けるけど、キーとなる叔父さんのエピソードにはやけに生々しさを感じた。

「生きたまま死ぬ」。うん。リアル。胸が痛いなぁ。

こういう、アンバランスな世界観は大好き。うまく説明できないけどさ。

フィクションでもSFでもファンタジーでも、“ほんの少しのリアル”が大事だと思ってる。

個人的にだよ。人それぞれだから、それは。ほんと、私の場合は、ってことだから。(何にそんな怯えてるのか)

それから、古典部の歴史を調べていく過程の部分で、「あれ?」と気になった部分があったけど、作中では触れられず。

でも絶対伏線だと思う。偶然じゃないと思う。そですよね、米澤先生。←

これはもしかして、後々のシリーズ作で明かされたりするのかな?ということで、すぐにシリーズ2作目を購入しました。ほんと単純、我ながら。

ほらね。長いお付き合いになりそうでしょ。(言いたいだけ。長いお付き合い。)

楽しみです。積読がたまってるけど。欲しい本もたまってるけど。それも幸せ。

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