星のかけら/重松清 あらすじ 感想

インフルエンザが流行っていますね。やだなー。

長男が通う小学校でも、続けて学級閉鎖が出ました。

今の時代、学校からの連絡は一斉メールでくるんですよ。ちなみに幼稚園も。

学級閉鎖になりましたーとか、雨で今日の行事中止でーす(そんな陽気ではない)とか。

事前に登録したメールアドレスに学校からのお知らせメールが届き、

そこに添付してあるURLをクリックしてメッセージを確認するというものなんですけどね。

何が困るって、未読メールをためちゃう癖があるんで、気付くのが遅れること。

結局、次男のお迎えで会ったママ友経由で事の顛末を知ったりします。

時代に乗りきれないわ。





重松清「星のかけら」 あらすじ・感想

星のかけら [ 重松清 ]

重松作品の中でもとっても読みやすい本。

それはそう、もともとは雑誌「小学六年生」(小学館刊)で連載されていたものを、
文庫化に際して改稿を加え出版されたそうです。

確かに子供向けの作品。でも大人にも読んでほしい作品です。

ではあらすじを。ネタバレなしです。

それを持っていれば、どんなにキツいことがあっても耐えられるというお守り「星のかけら」。
ウワサでは誰かが亡くなった交通事故現場に落ちているらしい。
いじめにあっている小学六年生のユウキは、
星のかけらを探しにいった夜、不思議な女の子、フミちゃんに出会う―。
生きるって、死ぬって、一体どういうこと?
命の意味に触れ、少しずつおとなに近づいていく少年たちの物語。

文庫本裏より。

少しファンタジーなお話。なおさら子供は読みやすいと思います。

うちには4月に小学2年生になる男の子がいますが、
高学年くらいになったら読んでほしいなと思いました。

彼が愛してやまないドラえもんの合間にでも。

ではここから感想を。ネタバレなしです。



テーマは重いものを扱っているんですよね。

それを子供目線というか、子供にわかるように描かれています。

なのでサラッと。サクッと。読めちゃうので、

普段ミステリーばっか読んでいる人(主にわたしとか)には物足りなかったりするかもしれません。
でもそれはそれで、子供の世界を知る良いきっかけになるんじゃないかなとも思います。

大人の目線で見てしまえば単純で簡単で、
時にはくだらないちっぽけなことに思えるような悩みってありますよね。
でもそれは人生経験がある程度あってこその目線ですから、
小さな身体で目いっぱいの社会で生きる子供には大問題だったりします。

自分も子供時代、真剣に悩んでいるというか悲しんでいることとかを、
いかにも亭主関白でザ・昔の人間っていう父親(どんなだ)に鼻で笑われたりしたものです。
傷ついたなんて次元じゃないですよね。人の痛みを笑うなんて軽蔑しますよ親であれども。

まぁそのわたしの暗く寂しい心の闇問題(だからどんなだ)は今回おいておくとして。

自分の子供にはそんなことをするまいと子供心に思っていたにもかかわらず、
しょっちゅう子供たちに「しょうもないことで泣くなー!!」と暴言吐いてたりして。人間失格か。

そんな、大人にはわかってもらえない悩みとか、知られたくないこととか、
はたまた(はたまたって。初めて使いましたよ)それに打ち勝てない自分の支えとして、
この作中で主人公が求めているもの。それが「星のかけら」です。

まーた重松さんってば面白い題材を見つけたなぁなんて思いました。←もう自分の立ち位置がわからない。
この”お守り”の役目を果たすものは何だっていいと思うんです。
ジンクスやおまじないの一種みたいなもので、自分の心の拠り所っていうか。
それに「星のかけら」を選んだ重松さん、さすが思春期の子供を描かせたらNO.1作家さん(わたしの見解)ですね。

「星のかけら」という言葉が持つ幻想的な響きとか、眩さとか。
苦しいときや辛いときに聞くと、なんだか希望に満ちた言葉のように聞こえませんか。なんだか。少しだけでも。そんな魔法みたいな言葉だから心惹かれるんだろうなって。さすが重松さん。

作中で明かされる「星のかけら」の正体(冒頭ですぐわかります)は、
大人からすればとんでもないものなんですけど(これもわたしの見解)ね。

でも、星のかけらの正体が他のものだとこのお話のテーマにたどり着けませんから。

「星のかけら」に触れた子供たちが、それぞれに出す答えもしっかり描かれています。
みんな弱さを抱えながら、それと同じだけの強さがきっとある。昔の自分に教えてやりたいですね。

それからそれから!!また急なテンションですが。
重松清さんと言えば、2月6日に映画「十字架」が公開されました。
わたしも原作を読んでの感想を書かせてもらいましたが、
最近そのページにアクセスしてくださる方がまた増えたようで。ありがとうございます。
映画の公開がきっかけで原作に興味をもたれた方はぜひ読んでほしいです。わたしも映画見たいなー。
そしてこの作品、また重松作品をきっかけに、イジメ問題についてたくさんの人が考えてほしいなと。
わたしもこんなですが二児の母として、ずっとずっと全力で考えていきたいなと思います。

 

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