ハードラック/薬丸岳 あらすじ 感想

仕事をもうひとつはじめました。働きやさんと呼んでください。

いやほら、先にはじめた仕事は勤務時間2時間弱だから……もうちょっと頑張ろうかなって。

そのせいでと言うとただの言い訳なんですが、ブログを更新する時間がなかなかとれません。

本を読む時間はかろうじて確保。死活問題だし。(中毒だから。活字中毒。)読書タイムだけは確保。

なのでブログもインスタも更新がすごく遅くなりますが、やめたりは絶対したくないと思っています。

あ、仕事じゃなくてブログやインスタね。ずっと続けます。命果てるまで。←

そんなわけで、どうかこれからもゆるゆる覗いてくださると嬉しいです。





薬丸岳 「ハードラック」 あらすじ・感想

ハードラック (講談社文庫)

安定の(?)薬丸作品で。

この表紙は物語を読み終わったあとに見ると胸が痛みます。



ではまずあらすじから。ネタバレなしです。

二五歳にもなって日雇い仕事すら失い、「大きなことをするため」闇の掲示板で四人の仲間を募った仁は、軽井沢で起きた放火殺人の汚名を着せられてしまう。
なぜおれを嵌めた?信じられるのは誰だ?
手探りで真犯人を探す仁、闇世界の住人たち、追う刑事。
物語は二転三転し、慟哭の真相へと向かっていく。

「BOOK」データベースより

ちょっとページ数はありますが、例に漏れることなく一気読み本です。





ではでは早速。ここから感想です。ネタバレなしです。

「ハードラック」ってどういう意味だろう?ってとこからまず入りました。(英語はからっきしダメ)

グッドラックの反対として、運が悪い・不運、みたいな感じかなとあたりをつけたんですけど、意味を調べてそこからネタバレに繋がったら嫌だったので我慢(?)しました。

作中にちゃんとこの言葉は出てきます。

単に訳した意味ではなく、物語上で大切なキーワードとなる言葉です。

薬丸さんは現実社会の闇や問題を題材にされることが多いんだけど、この作品にもたくさん。

でも問題提起作品というよりは、エンタメ性のほうが強い印象でした。

展開に飽きないかわりに、次々起こる事柄にちょっと疲れ、詰め込みすぎかなとも感じた。

主人公にふりかかる派遣切りや詐欺、追い込まれた末に行き着いた闇サイト。

人生って転落するときは一気なんだなと切なくも怖くなり。

転がり落ちていく様は読んでいてもどかしい部分もあったけど、仕方ないのかもしれないと思わせる材料もあり、まぁそこの絶妙さが薬丸さんの巧さだったりしますよね。

自分ならこうはならないと言い切れない事情というか、この状況ならそういう行動をとっちゃうのかな、なんて、ほんっの少しでも共感・同情できる設定があれば、ぐんと主人公との距離が狭くなる。

自分とは全く関係のない世界の話だと俯瞰しているのに、それでも決して他人事ではないと思わせる描写力っていうのかな。

まぁそんな感じです。(あきらめた)

スピード感はさすがで、追い込まれ逃げながら、さらに真犯人を探さなければならない主人公の焦燥感とうまくシンクロするようなハラハラドキドキを味わえました。

やっぱね、逃走劇はスピード感が大事だし、謎が最後まで残っているっていうのも大切な要素ですよね。

タイトルの意味含め、終盤まで残る謎のおかげでずっと読むスピードは落ちなかったな。

最後の種明かしっていうか仕掛けは、びっくりしたとか騙されたとかいうよりも真っ先に切なくてやるせない気持ちになった。

動機、タイトル、表紙。この合わせ技がわたしにはなんかすごく効いた。ダメージ大。



さて。こうやって感想を書いていると、やっぱり恋しくなる薬丸作品。(また言ってる)

何か文庫化しないかな~なんて調べてみたら、なんと12/8に出ていた。タイムリー。

「神の子」 上下巻。欲しい。買う。これで仕事も頑張れる。

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