ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎 あらすじ 感想

旦那が読書に目覚めました。
2日かけてグラスホッパーを読み、
ほんの数時間で君の膵臓をたべたいを読了。
内容について話し合えて楽しい。
ただ、漢字の読みや単語の意味をけっこうな頻度でたずねてくる
かわいいやつめ。




伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」 あらすじ・感想

ゴールデンスランバー (新潮文庫)




これは2008年本屋大賞受賞、第21回山本周五郎賞受賞作品です。

堺雅人さん主演で映画化され、そちらも観ましたので併せて感想を書きたいと思います。

まずあらすじから。ネタバレなしです。

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。
なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。
首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。
暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。
運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。
スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。

文庫本裏表紙より。

これも伊坂作品の中で好きな物語です。

話そのものよりも、モトカノが主人公に語りかける、贈る言葉がいちいちあったかくて好き

では感想を。ネタバレなしです。

前に、伊坂さんの伏線回収のタイミングが好みだと書いたんですけど(たぶん)、
この作品はそれが際立っていました。

伏線ってある程度予想しちゃいますよね。
何に繋がるかはわからないでも、これはあとでも出てくるな、みたいな
もちろん取りこぼしもあるし、深読みしすぎただけっこともあるけど、
それがミステリーを読む上での楽しみでもありますよね。

で、物語に没頭していると忘れちゃうんことがあるんですよね、あれが怪しいって思ったこと。
伊坂さんはその、忘れるか忘れないかのタイミングで回収してくるんで、
いつもまんまと気持ちよくすっきりさせてもらってます。

とにかく一言一言、一つ一つのエピソードが効果的に使われていて、
主人公が何か得体の知れない大きなものから逃げるという状況と相まって、とにかく読んでいて面白い。
どんどん先へ先へと走って行きたくなる。

さっきもちらっと書きましたが、作中には主人公のモトカノ・元恋人が出てきます。
出てくるというか、彼女の視点で進むパートがあるのでかなり主要人物です。

その、元恋人との過去のやりとりからラストまで、伊坂作品の中でも1,2を争うくらいに好き。
詳しく書いちゃうとネタバレになっちゃうんで我慢しますが。

ラストの展開というか、物語の結末としては賛否両論あると思いますが、
わたしはこの作品のラスト、結末ではなくて終わり方、締め方、結び方?が、
もうどの小説より1番好きです。

まるっきり映画版の感想を書いてなかったんで、とってつけたようになりますが、
映画版のラストも原作どおり。すごいよかった。

ラストだけでなくてほとんど原作に忠実だった。
特に元恋人との昔のシーン、堺雅人さんの雰囲気がすごい合ってました。ちょっとまぬけな感じが。褒めてます。

原作と映画、どちらからでも楽しめると思います。
でも伊坂作品はやっぱり原作からをおすすめしたい。

単純に、伊坂さんの書く文章がおもしろいし巧いし、伏線回収は読んだほうが絶対に感動するから。

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