幻夜/東野圭吾 あらすじ 感想

カルピスのトマトジュース割りにハマッてます。おいしい。爽やか。
テレビで紹介されていて、どんなものかと試してみたらびっくり。すぐお気に入りです。
カルピス原液1に対して、トマトジュース5の割合でね。
まぁ私はとっても適当に混ぜますがね。ズボラバンザイ。





東野圭吾「幻夜」 あらすじ・感想

幻夜 [ 東野圭吾 ]

前回「絶望ノート」の記事で、「白夜行」くらい分厚さがあるかも、という文を書いていてふと、そういえば「幻夜」の感想記事を書いていないかもと気付いたので書きます。

まずあらすじから。ネタバレなしです。

幻の夜を行く男と女。息もつかせぬ傑作長編!
阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。
男が犯した殺人を知る女は、彼を徹底的に利用し、野心を実現していく。だが彼女にも恐るべき秘密が——。
名作『白夜行』の興奮が再び!

商品内容紹介より

なぜふとそんなことを思ったかというと(上記の続き)、この「幻夜」という作品は「白夜行」の続編だと言われていて、「白夜行」と言えば「幻夜」、「幻夜」と言えば「白夜行」、みたいな連想ゲームが成り立つんです。東野ファンあるあるです。嘘です、私だけかもしれません、ごめんなさい。

ではここから(やっと)感想を。ネタバレなしです。

1997年に起こった阪神大震災から物語は始まります。震災の大混乱に紛れて殺人を犯した主人公とそれを知っている女。
この女=「白夜行」の雪穂なのでは?ということで、“「白夜行」の続編”という位置関係に。

ちなみに作者の東野さんが明言しているわけではありません。たぶん。おい。

ただ、主人公2人の心理描写がほとんどと言っていいほどなかった「白夜行」とは違い、「幻夜」では主人公の雅也の心情も描かれているので、「白夜行」とは似ているようでまた別の匂いがするというか。
世界観は大きく言えば一緒なんだけど、主人公の心の揺れが解るのと解らないのとではやっぱり印象が違います。

読者が雅也の心の動きに寄り添う形になるので、女(美冬)に対してのこちらの気持ちもまた、「白夜行」の雪穂へのそれとは決定的に違ってきます。

雪穂に対しては多少なりとも同情できたし、男女ともに心理描写がない分、もしかしてこうかな、こんなことしていてもこうだよね、みたいな、なんていうか読者自身が生み出す“救い”みたいなものがあった(“救い”を生み出せる余地があった)んだけど、今作ではそうもいかない。

美冬という女を、神ではなく雅也の視点を通すことで、彼女の“手段を選ばない”怖さと、雅也に対して1ミリも“愛情”を持っていないことがまざまざと思い知らされ、前作より格段に冷酷で残酷でもう救いなんて生み出す自信がなくなるほどです。

まぁこの辺は詳しく書いてもあれなんで、もし「白夜行」か「幻夜」のどちらかしか読んでいない方がいたら、ぜひもう片方も読んでその違いも楽しんでほしいなと思います。もちろん、どっちも読んでいないって方は、まずは「白夜行」からおすすめします。

私もそうでしたけど、「白夜行」を読んだら絶対にこの「幻夜」を読みたくなると思いますので、あの世界観が苦手でなければぜひ。

この記事を書いていたら、久々に東野作品を読みたくなった。夢幻花の文庫が出ていたけど、買おうかな。うーん。

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