慟哭/貫井徳郎  あらすじ 感想

風邪が治りました。
別件で病院に通ってるので、咳に効くお薬だしてもらえて良かった。
いつも風邪を引くと咳が残って、ちょっと子供たちを叱るのに大声を出そうもんなら
咳が止まらずぜぇぜぇなります。喘息もちではないんだけどな。
まぁ風邪の時くらい叱らなければいいだけの話なんですけどね。




貫井徳郎「慟哭」 あらすじ・感想

慟哭 (創元推理文庫)



これはミステリーを読み始めた頃に読んだ作品です。

作者、貫井徳郎さんのデビュー作。
こういう系のトリックの作品にハマッていて、
いろいろ探していた時にすすめられた本でした。

まずあらすじから。ネタバレなしです。

連続する幼女誘拐事件の捜査は行きづまり、捜査一課長は世論と警察内部の批判をうけて懊悩する。
異例の昇進をした若手キャリアの課長をめぐり、警察内に不協和音が漂う一方、マスコミは彼の私生活に関心をよせる。
こうした緊張下で事態は新しい方向へ!
幼女殺人や怪しげな宗教の生態、現代の家族を題材に、人間の内奥の痛切な叫びを、鮮やかな構成と筆力で描破した本格長編。
文庫本裏より

”こういう系のトリック”ゆえに、あんまり詳しく内容は書けません。
察してください。えー。

では感想を。ネタバレなしです。

あらすじだけ読むと、幼女殺人事件と宗教がどう関係あるの?って感じですよね。
構成としては、連続殺人事件を追う警察の捜査と、宗教にのめり込んでいく男の話が、
だいたい交互に語られていきます。
結末に向け、二つの話はもちろん繋がっていきます。

で、”こういう系のトリック”(しつこい)とわかっていて読み始めたせいか、
途中でオチに気付いてしまいました。
当時ミステリ初心者でしたが気付いたので、慣れている方はどうだったんでしょう?

でもこの作品は、いつもわたしが偉そうに愚痴ってる
その設定”ありきの作品”ではなかったように思います。
だってそれにしたらあんまり巧くないですもん。(失礼すぎる。)
なので大丈夫です。何が。

決して楽しいお話でもないし、わたしの好きな伏線もほとんどないんですけど、
宗教にのめりこんでいく様子が、なんとなく想像できるようなリアリティがあって、
強くあろうとした人間の、強さとその脆さについてしっかり描かれていました。

タイトルになっている「慟哭」、悲しみのあまりに声をあげて泣く、という意味。
そんな、そうしたくなるような場面が、まぁまぁあるんです。

でも本当にこのタイトルをあてはめるのは、ラストシーンでしょう。
ラスト1行ならぬ、ラスト3行。

こんな後味悪い話もなかなかないですよ。(褒めてます)。
余韻残すとかのレベルじゃないです、虚しさしか残らない。
救いも何もなくて、厳しいフィクションだなぁと思いました。ゆえに「慟哭」なんでしょうけど。

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