町長選挙/奥田英郎 あらすじ 感想

衣替えが間に合いません。急に寒くなっちゃって。びっくりだよ。
扇風機も片付けていないのに、そのうちヒーターを出すことになりそう。こわい。
長男の成長速度が速くて、長袖を出しても着れなかったりする。
1月~3月には着れていたのに。すぐサイズアウトしちゃってもったいないです。
まぁ全部次男にいくんですけどね。おさがりって素敵ですよね。なにそれ。




奥田英郎「町長選挙」 あらすじ・感想

町長選挙 (文春文庫)


精神科医、伊良部先生シリーズの3作目。今のところシリーズはここまでです。
ほら、また表紙がシュール。緑いっぱいで癒されますね。

いつものことながら、サクッとペラペラッと読めちゃう短編集。
だからって通勤・通学時の電車内とかでは読まないほうがいいです。
クスッどころじゃない笑いがこみ上げてきちゃって、変な目で見られますので。

ではあらすじから。ネタバレなしです。

町営の診療所しかない都下の離れ小島に赴任することになった、トンデモ精神科医の伊良部。
そこは住民の勢力を二分する町長選挙の真っ最中で、
なんとか伊良部を自陣営に取り込もうとする住民たちの攻勢に、さすがの伊良部も圧倒されて…なんと引きこもりに!?
泣く子も黙る伊良部の暴走が止まらない、絶好調シリーズ第3弾。

文庫本裏より。

この作品、表題作の「町長選挙」以外に3作収録されています。
で、その3作品の登場人物が、明記はされていませんが実在の有名人がモデルになっています。
「アンポンマン」なんてもう。ネーミングセンス。逆によくそこまで思いついたなって尊敬しちゃう。
その辺はまぁ読んで確かめてください。

では感想を。ネタバレなしです。

上にも書きましたけど、「町長選挙」以外の収録作は、モデルとなる有名人を想像しながら楽しめました。
名前もギリギリかすっているし、エピソードもリアルでノンフィクションかと思っちゃうくらいですよ。そんなわけ無いけど。
これきっと本人達もご存知だと思うんだけど、奥田先生大丈夫なんでしょうか。
という、いらぬ心配をしちゃうくらいの完成度というか、あからさまさ。

しかもその方達の相手をするのが伊良部先生だからなぁ。ひやひやしちゃう不思議な感覚。

そして今回は伊良部先生より、看護師のマユミちゃんのキャラがたっていたなぁと。
いや伊良部先生も相変わらずなんですけど、前の2作品に比べてマユミちゃんが結構目立っていました。
今までは本当に「キャラクター」って感じだったけど、今回は少し「人間っぽい」感じがしたかな。

そして伊良部先生。あらすじに”ひきこもり”と書いてあったので、
大きい身体でひきこもっている姿を想像して面白かったんですが、実際読んでみるとちょっと”ひきこもり”は大げさな気が。

いつも伊良部先生のキャラで楽しんでいたこのシリーズですが(個人的な意見です)、
この表題作「町長選挙」は、物語自体が結構重い?というか、
それぞれの思惑のために駆け引きする、町の人たちのやりとりや心の声にやたらと現実味があって。
短編ながらも物語そのものに読み応えがありました

のほほんというかいつもマイペースな伊良部先生が、町民達の欲にまみれた(大げさ)言動にどう反応するのか、ぜひ読んでみてほしいです。

決して尊敬できるようなキャラじゃない伊良部先生が、みんなに好かれる理由がわかるかも。

そして切に願うのは、このシリーズの新作が読みたいです、そろそろ!!
伊良部ロス。嘘だけど。←コラ。

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