チルドレン/伊坂幸太郎 あらすじ 感想

「クリーピー」の映画予告を見ました。こちら。(音が流れるのでお気をつけください)

香川さん怖いよ。ぴったりだよ。

「64(ロクヨン)」後編も公開中だし、映画観にいきたい欲と日々闘っています。(行けばいいだけ)





伊坂幸太郎「チルドレン」 あらすじ・感想

チルドレン [ 伊坂幸太郎 ]

伊坂幸太郎さんの連作短編。

最近この本の続編が発売された(3月。そうでもない。)ので、そちらを読む前に復習もかねて振り返ってみます。

でも私、文庫派だから読むのは3年くらい先なんですけどね。

まずあらすじから。ネタバレなしです。

「俺たちは奇跡を起こすんだ」
独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。
彼を中心にして起こる不思議な事件の数々-。
何気ない日常に起こった五つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。
ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。

「BOOK」データベースより

伊坂作品は断然長編のほうが好きですが、連作短編となるとまた別の魅力があります。普通の短編集より好き。



ではここから感想を。ネタバレなしです。

収録作品は表題作含め5話。でもダントツで表題の「チルドレン」が好きです。
書き出しが最高に伊坂幸太郎っぽくて、3行読んだだけでワクワクしてくるので。

※“伊坂幸太郎っぽい”が「?」な方はぜひ読んで確かめてください。(薦め方ヘタとか言わない)

あらすじにも出てくる憎めない男、陣内は全部の収録作に登場。

伊坂作品の登場人物のなかで、「死神の精度」の死神・千葉さんがお気に入りなんですけど、その次くらいにこの陣内が好き。

一言で言ったらぶっ飛んでるんですよ。一緒にいたらきっと退屈しないタイプ。でもたまに相手するのがめんどくさくなるタイプの人。

ただのハチャメチャの暴れん坊とかのぶっ飛んでる人は苦手だけど(一歩間違えれば頭おかしい人だからね)、陣内はそれとは違うんです。

言うことやることはぶっ飛んでるんだけど、どこか落ち着きがあって、根本にある想いが真面目で、信念がちゃんとあって、ただそれを発信する方向が他の人の斜め上あたりを行くがゆえのぶっ飛び加減なんだと解釈してます。勝手に。

……いつものことながら説明が下手で申し訳ないなぁ。伝わる気がしないなぁ(ダメだろ)。

で、表題作「チルドレン」の主人公は実は陣内ではなくて彼の後輩である「武藤」という家裁調査官。

この彼がまたおもしろくて好き。
総じて伊坂作品の登場人物はだいたい好きってことになりますけど。

武藤の視点で綴られている文章はいちいちユーモアに富んでいてもうずっとにやけちゃう。

たぶん人によっては合わなかったり“くどい”とか“しつこい”とか感じてしまうかもしれないけど、私はこの伊坂幸太郎っぽさ全開の描写や言い回し、喩え方が大好きなので、伊坂さんが描く登場人物(武藤)も大好きってことになるんですよねー。

そして物語自体も、ちょっとびっくりする展開だったりで。短編なのに読み応えはしっかりあります。

ちなみにこの「チルドレン」の数ヵ月後くらい(たぶん)のお話、「チルドレンⅡ」も収録されています。

他の収録作も全部おもしろいし、重い事件や謎解きもそんなにないので軽く読みやすい。

何より短編なので、伊坂作品をはじめて読むという人や普段読書をしない人にもおすすめしたい作品です。

そして、最初に書きましたが、この「チルドレン」の続編となる作品、「サブマリン」発売中。

サブマリン [ 伊坂幸太郎 ]

あ~読みたい。
タイトルも表紙も、いかにも続編って感じがでていて、読書意欲を煽られちゃうな。

映画観にいきたい欲とも闘い中なのに。つらい。でも楽しい。観たいもの・読みたいものがあるって楽しい。

“サブマリン読みたい欲”に“文庫派だから”というちっぽけなこだわりが負けたらすぐに感想を書こうと思います。

もしもこだわりが勝ったら、サブマリンの感想記事は3年くらい先。

(それまでこのブログが続くかな?という疑問や不安は胸にそっとしまって)

わー楽しみーだなー。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です