バイバイ、ブラックバード/伊坂幸太郎 あらすじ 感想

映画「グラスホッパー」観にいきたい。ラストどうしたのか確かめたい。
そして続編「マリアビートル」映画化とかならないか期待している。
きっと伊坂ファンは同じ思いのはず。
そして無事映画化となった際には、
主人公(七尾くん)のキャスティングは絶対にハズさないでほしいと願います。




伊坂幸太郎「バイバイ、ブラックボード」 あらすじ・感想

バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)


太宰治の未完の小説『グッド・バイ』のオマージュとして書かれた。
基本設定である「何人もの女性と同時に付き合っていた男が、その関係を清算する為に、
全く恋愛関係になかった女性の協力を得て一人ひとりを訪ねて歩く」を踏襲した。(Wikipediaより引用)

ということらしいですね。
知らずに読みました。
ちなみに太宰さんの小説も未読ですが、この作品単体でも十分楽しめます。

まずあらすじから。ネタバレなしです。

星野一彦の最後の願いは何者かに“あのバス”で連れていかれる前に、五人の恋人たちに別れを告げること。
そんな彼の見張り役は「常識」「愛想」「悩み」「色気」「上品」―これらの単語を黒く塗り潰したマイ辞書を持つ粗暴な大女、繭美。
なんとも不思議な数週間を描く、おかしみに彩られた「グッド・バイ」ストーリー。

文庫本裏より。

”五人の恋人たち”に会いに行くお話なんで、内容的には連作短編みたいな感じ。
各章、恋人ひとりひとりとのお話になります。

ではでは感想を。ネタバレなしです。

まずあらすじにもある、大女の繭美さん。
これは読んだ人なら間違いなく、脳内でマツコ・デラックスさんに変換したはず。断言しちゃう。

繭美さんは言ってることがめちゃくちゃのように最初は思いますが、
彼女の言い分というか屁理屈のように聞こえる自論がやたら説得力あったりします。
主人公の星野くんとの会話のやりとりも楽しい。これは伊坂作品なので当たり前です。←なんの自信。

5人の彼女との話をここに書くとまた長くなっちゃいそうなんで端折りますが(え)、
”あのバス”について少し触れてみようかと思います。

”あのバス”と”謎の組織”が出てくるんですけどね、
ここから少しネタバレになるかもしれないので気をつけてください。

この作品を読んでいっちばん気になるのが、”あのバス”の存在。
1話目からでてきますから、当然ずっと気になりながら読み進めることになります。

伊坂幸太郎=ミステリー作家というのはもちろん頭の中にあるので、
この謎(バスの正体)は最後には解けるものだと思い込んでいました。
しかし。
はい、そうです。解けません。何よ”あのバス”って。

最後まで読んでから気付きました。

この物語は”あのバス”や”組織”の謎解きを楽しむものではありません。
あらすじにもあるように、「グッド・バイ」ストーリーなんですね。

そういう意味ではミステリー要素は少ない作品でしたが、
物足りなさも不完全燃焼感もなく、読み応えのある中身が詰まっていました。

5人の彼女に会いに行く主人公の傍には、常に繭美さんがいます。
話が進むにつれ星野や彼女達に影響されて、少しずつ変化していく繭美さんの言動が、
ラストの「キック、キック、キック、」の行動に繋がったとき、もう拍手喝采ものです。(伝わらない)。

この本も映画やドラマとかの映像向きだと思う。
謎解きよりも人間と人間のお話だから、映像で見るのも楽しいだろうな。
その際には、ぜひマツコさんの起用をお願いします

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