暗黒童話/乙一 あらすじ 感想

チケットが当たりました。なんのだよっていう。

先行チケット。競争率高めの公演だよ。(だからなんのだよ)

いつも観劇は旦那に付き合ってもらっていたんだけど、今回は初めてお友だちと。

ちょっと旦那拗ねてますけどね。仕方ない。わたしにだって友だちくらいいるさ。

夏が楽しみー!!(結局なんの公演かは言わない)





乙一 「暗黒童話」 あらすじ・感想

暗黒童話 (集英社文庫)

これまたお久しぶりに乙一作品の紹介を。

どうですかこのおどろおどろしい表紙。

なかなか手を出しづらい装丁ですが、乙一作品に外れなしなので(個人的見解です)ぜひ。



ではまず。あらすじです。ネタバレなしです。

突然の事故で記憶と左眼を失ってしまった女子高生の「私」。
臓器移植手術で死者の眼球の提供を受けたのだが、やがてその左眼は様々な映像を脳裏に再生し始める。
それは、眼が見てきた風景の「記憶」だった…。
私は、その眼球の記憶に導かれて、提供者が生前に住んでいた町をめざして旅に出る。
悪夢のような事件が待ちかまえていることも知らずに…。
乙一の長編ホラー小説がついに文庫化

「BOOK」データベースより



そろそろ暑くなってきたんで(早い)、ホラーもいいんじゃないですかねー。

わたしはホラー小説苦手ですけどね。





ではここから感想を。ネタバレなしです。

常々書いてますが、わたしは乙一さんをホラー作家さんではなくミステリー作家さんだと認識してるんですけど、この作品は結構ホラー寄りです。

というかあらすじに書いてあるし、長編ホラー小説って。

それでもミステリー要素も楽しめますので安心してくださいね。←

ところで最近、乙一作品を読んでいないな。

「銃とチョコレート」を読んで以来。

そもそも文庫派を(勝手に)名乗ってるからには、文庫化しないと読めない作品ばかり。

早く文庫化してくれないかな。別名義の作品でもいい。というかそれを待ってる。

と。だいぶ話が逸れてきているので戻して、感想を書きましょ。

初っ端からけっこう生々しい描写が出てきます。

ホラー的というかグロテスクで、わたしはつま先がモゾモゾした。(どういうこと)

グロい描写って種類があると思うんですけど、こういう身体的なグロさってつま先モゾモゾしませんか?……しませんか。

なかなか繊細にグロく描写してくださるんで(言い方)、相当モゾモゾさせながら読みました。(しつこい)

で、“つま先モゾモゾ”くらいですむ人ならいいんですが、どうもそっち系のグロ描写は受け付けませんって人はこの本は読まないほうがいいかも。

ね、結局この↑注意喚起をしたかっただけなんですよ。めんどくさい人間ですみません。←

肝心の内容について。

ただただグロいってだけではなく、なんていうか少しファンタジーっぽさもある設定で。

タイトルに“童話”とついていますが、でもそこまでのファンタジーっぽさはないんですよ。(どっちだよ)

あんまりだいすきな乙一作品に難癖付けたくはないんですけど、ここは公平に書きますよ。(勝手にしろ)

ホラー、ファンタジー、ミステリー。どの要素も入ってるんだけど、どれもちょっと中途半端なんですよね。

ホラーというにはちょっと易しい。(いや、あんまりホラー小説は読まないけどさ。)

でもなんていうか、乙一さんの温かさが出ちゃってるんですよね描写に。

ファンタジー(童話的)にしてはちょっと要素が足りない。

ミステリー部分は正直、見当がついちゃう感じ。

総じて、ふわふわしとる。どっちつかずな感じになっちゃってる。

徹底してホラー、徹底してファンタジー、徹底してミステリー、っていうのが読みたかったかな。

だってほら、せっかく「暗黒童話」っていう惹かれるタイトルなんだしさ。

まぁ“童話”は劇中のあれを指すんだけど、その種明かしだって醍醐味の1つかなと思うので、もっと徹底してもらっても楽しめたかなと。

あ、ダメだ。

だいすきな乙一先生の作品感想に偉そうなこと書いてると心が痛むわ。(ちょっと何言ってるかわかんない)

でも最初に書いたように、乙一作品にハズレなしなので。

ハズレではないので。そこ強調させて。

わたしはこの本を読んだのが、「暗いところで待ち合わせ」とか「箱庭図書館」とかのあとだったから。

まぁ、だから何って感じだけども。だから何。

この作家さんの描くお話は、方向性が明確な作品ばかりなのかなと思ってたので、ちょっと意外な気持ちになったのでした。

でもさすがなのは、物語の閉じ方ですね。

乙一さんらしい温かさ。それだけで確信しますよ。乙一作品にハズレなし。

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