ラッシュライフ/伊坂幸太郎 あらすじ 感想

手続きに次ぐ手続きになんだか吐きそうです。でも吐かない。大人だから。
引っ越しって本当に面倒。役所でする手続きは1つ1つが長くて二度手間で、うんざりしちゃいます。
引っ越しなんてそうそうするもんじゃないです。
少なくとも二年はここにいようと思いました。賃貸が二年契約だから。





伊坂幸太郎「ラッシュライフ」 あらすじ・感想

ラッシュライフ [ 伊坂幸太郎 ]


すっかりおなじみ伊坂作品。

伊坂さんの描く群像劇が大好き。群像劇描かせたらこの人が1番。(おなじみの個人的な見解です)。
なかでもこの本は、それが最高に楽しめます。

まずあらすじから。ネタバレなしです。

泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。
父に自殺された青年は神に憧れる。
女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。
職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。
幕間には歩くバラバラ死体登場―。
並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。
不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。
巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。

文庫本裏より

ちなみにこの作品、映画化されているみたいです。
知らなかったのでチラッと映画版のレビューを覗いてみたら、かなりの酷評。なるほど。
わたしは見ていないので原作の感想のみになります。
見ていないのにこんなこと言うのもあれだけど、
この作品は絶対に”読む”ほうが楽しいと思う。なんてったって伊坂さんだし。(ただのファン)

ここから感想を。ネタバレなしです。



バラバラの物語が終盤にかけて一気に収束する。
これって伊坂さんの得意技ですよね。(勝手にそう思ってます。)
一回覗いてみたいです、伊坂先生の頭の中
あと尾田栄一郎先生(漫画ワンピースの作者さん)の頭の中ね。
緻密で周到で、お見事以外に言葉がでてこない。そんな本です。(おーい)

視点がコロコロ変わる物語は、結構根気がいったりします。
作品によっては内容が重複するような構成のものもあって、
よっぽど巧く描かれていないと読者にとっては読むのが苦になる可能性もあります。
伊坂さんの作品は、視点が複数あるのが結構多い。
でもなぜか根気はいらない。いるのはただ好奇心と探究心のみ。
それにまかせてページを捲るだけ。するといつの間にか複数の人生が一点に集中していて。
贅沢な読後感を味わえます。おおげさではないはず。

それに、いつも書いていると思うけど、伊坂先生が描く”人々”はユーモアに溢れていて、
どんなにたくさん登場人物がでてこようと、決して飽きないんですよね。会話も楽しいし。

ただね、これ、なんの話なの?と聞かれると全然説明できない。
全員を巻き込むような特別大きな事件が起こるわけでもないし。
ただただ構成が素晴らしい。感動ポイントはそこです。そこ。

本を閉じたそばからもう一度開いちゃうんじゃないかな。二度見では足りないと思う。

緻密で、ある意味ややこしくって、最後にはうまくまとめちゃって、伊坂先生ってばずるい。
作中、何度も出てくる騙し絵。この作品そのものでした。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です