6時間後に君は死ぬ/高野和明 あらすじ 感想

ペルセウス流星群の観測に失敗しました。残念すぎます。

私の住んでいる場所はそこそこ高台にあって、周りにもそんなに邪魔になる建物もありません。

駐車場なんて遮るものがないから、日中は日差しが地面に反射しまくりで眩しくて目を開けられないほど。(例えが下手)

ペルセウス流星群を観測するには絶好の条件だったはずなのに、夜から深夜にかけてずっと曇っていました。

残念すぎ。お願い事たくさんあったのにな。おもに宝くじ関係だけど。←





高野和明「6時間後に君は死ぬ」 あらすじ・感想

6時間後に君は死ぬ (講談社文庫)

ちょっと物騒なタイトルですけど、夏休みの読書感想文におススメしたいです。



早速あらすじから。ネタバレなしです。

6時間後の死を予言された美緒。
他人の未来が見えるという青年・圭史の言葉は真実なのか。
美緒は半信半疑のまま、殺人者を探し出そうとするが―刻一刻と迫る運命の瞬間。
血も凍るサスペンスから心温まるファンタジーまで、稀代のストーリーテラーが卓抜したアイディアで描き出す、珠玉の連作ミステリー。

「BOOK」データベースより



短編集なので読みやすいです。あ、感想文は長編のほうが書きやすいんだっけ。

でも連作短編のような感じの作品だし、何より全編通してテーマが一貫しているのでおススメです。



ではでは。ここから感想を。ネタバレなしです。

ちょっと余談から入らせてもらいますね。(余談の意味)

家以外で本を読むときって、圧倒的に病院の待合が多いんですけど、場所が場所だけにタイトルに気をつけなければいけませんね。ブックカバーつかわないからなぁ。

この本は絶対あかんやつだなと、ふと本棚に並ぶ背表紙を眺めて思いました。歯科や眼科ならいいけどさ。

ほんとに余談でした。そしていつものごとくどうでもいい話。

と、まぁちょっとビクッとしちゃうタイトルなんですが(“君”とされてるとこがね。え、わたし!?ってなるもんね。あ、ならない?)、中身はとーってもあたたかいストーリーが詰まってます。

「ジェノサイド」「13階段」とは全然違う世界観を持った高野作品。

上2つよりもライトで読みやすく、サクサク読み進められます。

これは絶対読んで確かめてほしいんですけど、読み終わったあと心が温かくなる本ってこういうのだよなと感じました。

「6時間後に君は死ぬ」っていう、非情で理不尽な余命宣告のようなタイトルがまたそれを際立たせてる

上手いタイトルの付け方だなぁと思う。インパクトもあるし。

全編通して登場するのは、他人の未来が見えるという予知能力を持った青年。

表題作から数年後のお話が最後に収録されている「3時間後に僕は死ぬ」なんですけど、これが一番ミステリー(というか、サスペンス?)ぽさがあって、ハラハラドキドキを楽しめます。

表題作で始まってこのお話で終わるからこその読後感。

正直、表題作だけだと消化不良というか、少しあっけなくて。

でも最後に続編があるので、読み終わったときには爽やかな気持ちというか。満足。

あいだに挟まれる3つの物語の効果もあって、上にも書いたとおり心がじんわりあたたかい気持ちで本を閉じました。

お気に入りは「恋をしてはいけない日」

これはありがちなからくりというか、オチなのに、不覚にもまんまとやられたし切なかったです。

高野作品はページ数以上の中身が詰まってるっていう印象なんだけど、この本も例外じゃありません。

短編集ながら読み応えがあるし、ほんと無駄がないし、そして全部ジャンルが違う。

それでいて連作なので扱うテーマは全部同じ。高野先生引き出し多いですねと言いたい。(何様だよ)

タイトルからは絶対想像できない心温まるお話が詰まっているので、ぜひ読んでほしいです。ギャップを楽しんで。

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