コーヒーが冷めないうちに/川口俊和 あらすじ 感想

映画「レ・ミゼラブル」のブルーレイが届きました。いつになくどうでも良い報告。

久しぶりに映画「レ・ミゼラブル」を観たくなって(ヒュー・ジャックマン版)、レンタルで済ませたんですけどね。

で、返却して2~3日したらまた観たくなってきた。病気かもしんない。

もうこうなったらDVD買おうかなって思って調べたら、コンサート版と二枚組みになってるブルーレイを発見。

そもそもなんで「レ・ミゼラブル」をそんなに観たくなるかと言うと、全編歌のミュージカル映画だからですよ。

楽曲がめっちゃ良くてですね。“夢やぶれて”とか有名ですね。

一番すきなのは“オン・マイ・オウン”ですけどね。“ワン・デイ・モア”も捨てがたい。(きりがない)

購入したブルーレイ、映画と二枚組みになっているのがミュージカル「レ・ミゼラブル」(日本のじゃないよ)の25周年記念コンサートというわけで。

楽曲聴き放題。しかもほぼミュージカル再現くらいのクオリティ。

もう最高。何回も繰り返し観てる。なんなら映画版よりそっち観てる。(おい)

来年は絶対、ミュージカル「レ・ミゼラブル」を観にいこうと決めました。





川口俊和 「コーヒーが冷めないうちに」 あらすじ・感想

コーヒーが冷めないうちに [ 川口俊和 ]




9月21日映画が公開されました。

ってことで旬なうちに感想書いておこうかなって。

とりあえず映画の公式サイト貼っておきます。映画「コーヒーが冷めないうちに」公式

いつもの、実写版のキャスト批判しますけどね(堂々と言うな)、有村架純ちゃんは違う。違うわ。



とりあえずあらすじから。ネタバレなしです。

お願いします、あの日に戻らせてくださいー。「ここに来れば、過去に戻れるって、ほんとうですか?」不思議なうわさのある喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔の物語。

「BOOK」データベースより



あんまり手に取らないジャンル、しかも単行本。

これはわたしが買ったんじゃなく、旦那が出勤中の電車内で中吊り広告を見て気になって買ってきたもの。

まぁ旦那読んでませんけどね。

1年くらい熟成されたままだったんですけど、映画化されるってことでわたしが読みました。




まぁそんな感じで、とにかくここから感想いきましょう。ネタバレなしです。

この本は一時期インスタでもしょっちゅう見かけました。

相当売れてたと思われる。

流行りものに弱い私だけど、まだ文庫化される前ってこともあって手を出さなかった。

それになんか胡散臭かった。(失礼すぎてすみません)

うたい文句知ってます?

“4回泣けると話題!”ですよ?(うろ覚えだけどそんなニュアンス)

胡散臭くね??(もうほんとすみません)

もう絶対過剰な煽りだと思ってたのと、そもそもあんまり惹かれないジャンルだった。

でも映画化には勝てない。(なんの勝負だよ)

原作本が家にあるんだから読まずにはいられなかった。

結論から言う。

1回も泣けなかった。4回どころか。たったの1度も。



今回は(も?)辛口だよ。いやな人は戻ってね。



ちなみにこの本、連作短編集になってて4作収録されてるんです。

そこからきた“4回”なんだと思うんですけど、1回も泣けなかった。(しつこい)

ひとつひとつのお話、それぞれ良い物語だとは思ったけど、どれも想定内というのが残念でした。

ありきたりっていうのかな。よくあるお話の集合体。

それからこの作者さん、小説家ではなく脚本家。

わたしいつも脚本家さんが書いた小説読んで同じこと思ってる(ここにも書いてる)んだけど、

映像で観るならいいかもしれないけど、小説としては物足りないんですよね。

映像作品にそんなに真新しさとかって求めない(個人の意見です)し、どっちかっていうと役者さんの演技しだいでありきたりな物語でもじゅうぶん感動できたり泣けたりするんだけど、

小説に“ありきたり”は致命的だと思うの。(ほんと個人的感想)

しかも文章も描写もいまいちだと余計に退屈。(えらそうですみません)

文章でも楽しめない、内容でも楽しめない、となると読みきるのに時間がかかっちゃう。

しかも設定と構成上、過去に戻るためのいくつかのルール繰り返しでてくる

これがさらに読むスピードを減速させていきました。

で、これまた設定とルール上、肝心な“過去に戻ってからの時間”が、短くあっけなく描写が足りない。

だから泣くひまなんかなかった。感動するひまなんかなかった。

唯一惹かれたのが、“あの席”にいる先客の女性。

まぁそこはここには詳しく書かないけど、映画版キャストで言えば石田ゆり子さん

これはぴったり合う配役かなって思いました。

さぁこんな感じで(まとめに入りました)、長々と文句を連ねてきましたが。

映画版の予告を観た感じだと、原作とちょっと違う部分もありそうなんで、また機会があれば観て感想書きたいと思います。

こういう作品は絶対映像のほうが良いと思う

きっと物足りなく思った部分も補ってくれていると思うので。

ちなみにこの作品、何冊か続編が出ているようですが、たぶんわたしは読まないので、

もしどなたか読まれまして、そんなに文句言うならシリーズ全部読んでから言え!って気持ちになりましたら、ぜひ教えてください。

責任持って全部読み、またちゃんと感想を書きますので。

そこだけどうかよろしくお願いします。(めっちゃめんどくさいヤツですみません)

放課後に死者は戻る/秋吉理香子 あらすじ 感想

朝がっつり生活はじめました。ご飯の話です。(他に何の話があると)

我が家の旦那、最近ようやく自分がいわゆるメタボ体型だということに気付いたらしく。(5年くらい遅い)

朝がっつりダイエットを試そうという話になり。

朝食をたくさん食べて、夜はほんの少しでいいと。夜は寝るだけだからね。

そろそろ始めて2~3ヶ月は過ぎたと思うんですよ。

旦那が全然痩せないんだけどなんでなん????





秋吉理香子 「放課後に死者は戻る」 あらすじ・感想

放課後に死者は戻る (双葉文庫)





「暗黒女子」の秋吉さん、2作目です。

表紙の絵がね、「暗黒女子」の作家さんと同じと思われます。

今回は男の子。対になっているような装丁で気になります。



ではまずあらすじから。ネタバレなしです。

ある夜、教室の机に入った手紙で呼び出された僕は、崖から突き落とされた。目覚めると、冴えないオタクだったはずが、巻き添えになった美形の男子高校生の姿に変わっていた―元いたクラスに転校生として潜入した僕は、入れ替わった姿で犯人捜しをはじめる。いったい誰が僕を殺したのか?そんな僕に警告を発するのは何者か?せつなさと驚きに満ちたラストが待つ傑作青春ミステリー!

「BOOK」データベースより



あらすじ読んでもらうとわかると思いますが、「暗黒女子」と装丁は対っぽいけど内容は全く別物です。

紛らわしい装丁だなって思ったことは秘密。(になってない。)





ではではここから感想です。ネタバレなしです。

これは前回読んだ「暗黒女子」よりさらに読みやすかったです。

あんまり大人向けじゃないかな。

あらすじにも“青春”って銘打ってるからそれは仕方ないのかもだけど。

内容どうこうより、設定にかなり無理があるのでは?という印象。

とにかくツッコミどころ満載なんですよ。

だから即ツッコミたくなる大人には不向き。主にわたしだけど。

まずね、とんでもない事態に陥った主人公がそれを受け入れるのがもう光のごとく早い。

そこをそんなふうに端折っちゃうことで、あぁこの物語は深く考えたら負けだなと早い段階であきらめた。

ミステリーって書いてるけど、たぶんファンタジー。

犯人は誰なの?っていうミステリーの王道とも言える謎を提示してはいるんだけど、世界観とタッチは完全にファンタジー。

別に嫌いじゃないけどね、ファンタジー。

でも表紙から受ける印象とずいぶん違ったな。

まぁ前作のイメージもあったけど。

でも楽しく読めました。フォローってわけじゃないけど。

見え隠れする謎と答えが気になって最後までページ捲らせてくれますし。

ちょっとしたどんでん返しも用意されていて、退屈せず読めました。

わたしは断然、前作のほうが良かったけどね。

この作家さんの本、もう一冊積んでるんですよ。

それはこの二作とはまたちょっと毛色が違うのかなと思うので、そっちも読むの楽しみです。

もちろんまた感想書きますのでぜひ。読んでいただければ。こんな拙い感想ですが。(急に卑屈)

火星に住むつもりかい?/伊坂幸太郎 あらすじ 感想

ドラマ「Aではない君と」を観ました。結果から言うとすげぇ良かった。

皆さん観られました?前にこのブログでもお知らせした「Aではない君と」のドラマ版。(関係者か)

とりあえずドラマの公式サイト貼っておきます。→こちら。ひかりTVで配信中らしいですよ。

わりと原作に忠実だったのでモヤモヤせず観られるのがまず良かったのと、

“少年A”役の男の子の演技もよくてなかなか胸が痛かったです。

一番の見せ場(って言うとちょっと違うかもしれんが)となる、少年Aの重い台詞のシーンがとっても良かった。

もちろん他の俳優・女優さんの演技も良かったし。

終盤、佐藤浩市さんの「うまいな。」二連発が泣くほど良かった。(どういうこと)

あの台詞に、“生きていること”の意味、それを奪ってしまったことの重み、が詰まってて、すごい良かった。

ブログ書くの久々過ぎて、“良かった”以外の語彙がでてこないわたしを許してほしい。





伊坂幸太郎 「火星に住むつもりかい?」 あらすじ・感想

火星に住むつもりかい? (光文社文庫)





伊坂作品の感想記事を書くのも久々だけど、伊坂作品を読むこと自体、久々だったわたし。

伊坂作品の積読本は増える一方で、なぜかなかなか手が伸びなかったここ最近。

どっちかというと重い話を欲しちゃうことが多くて(疲れてるな)、伊坂さんの作品ってそこはちょっと違うからさ。



まぁとりあえず、まずはあらすじから。ネタバレはなしです。

「安全地区」に指定された仙台を取り締まる「平和警察」。その管理下、住人の監視と密告によって「危険人物」と認められた者は、衆人環視の中で刑に処されてしまう。不条理渦巻く世界で窮地に陥った人々を救うのは、全身黒ずくめの「正義の味方」、ただ一人。ディストピアに迸るユーモアとアイロニー。伊坂ワールドの醍醐味が余すところなく詰め込まれたジャンルの枠を超越する傑作!

「BOOK」データベースより



ほら、なんか、重い感じではないじゃん??(偏見)

どっちかというとさ、重いテーマも軽く描いちゃうのが伊坂さんで。

それが持ち味で伊坂さんの魅力でもあったりするけど。

もちろんそれはわたしも大好きで大好物なんだけど、近頃欲してるのは重い話を重く描いてる作品なんだよ。(知らん)

まぁそんなわけで、すごく久々に触れた伊坂作品。

「やっぱり好き」の一言に尽きる。(めんどくさいヤツですみません)





ではようやく、ここから感想です。ネタバレなしです。

久々に堪能した伊坂ワールド。良かった。(語彙戻って来い)

伊坂さんの言いたいことって基本的に変わらないんだなって思った。

ヒーローと悪役の考え方っていうか、伊坂さんの描く“ヒーロー像”は根本的にどの作品でも同じ。

そうそう伊坂作品のヒーローってこうだよなって、懐かしく思った。

読むの久々だったから。しかもそういうのが際立つ物語だったから。

設定はまぁまぁぶっ飛んでて馴染むまでちょっと時間かかったけど。

でもわかりやすい勧善懲悪の典型。これでこそ伊坂作品。(個人的見解)

伊坂さんの文章や描写ももちろん久々でしたが、こちらはすぐ馴染めた。

やっぱり流れるような文章だし、装飾過多って思う人もいるかもしれないけど、わたしにはすっごく丁度良い。どんな褒め方。

飽きのこない描写と、わかりやすいのに他にはない比喩と。大好物。

伊坂さんの比喩(っていうかたとえ)好きなんですよねーわたし。(知らんがな)

たとえばさ、びっくりした顔のたとえのときによく使われる「鳩が豆鉄砲を食ったよう」みたいなの。

あれがうまい。

それが表情だろうが心理だろうが、とにかくうまい。

たまに他の作家さんの作品とかで凝ってて複雑な描写のたとえとか読むと、

「いやいや、手が込んでるのはわかるけどめっちゃわかりにくい場面説明しますやん」

みたいな状態になって(個人的意見です)、興醒めしちゃうことがよくある。

その点、伊坂さんはそういう心配が全くないし、読んでいて頼もしさすら感じました。

とにかく身近でわかりやすく身に覚えのある事柄で描写してくれるので、表情も心理もすぐ想像できちゃう。

だからって単純すぎず、きっちりユーモアもあってとにかくうまい。(これが言いたかっただけ)

あとはね、とにかくタイトルが好き。かなりお気に入り。

もうすっごく好き。伊坂作品の中でもだいぶ好き。

タイトルの意味についてはここに書いちゃうと台無しになるんでがまんするけど、すごい胸に刺さる言葉だなと。

深い。単純だけど深い。

この本の内容にして、こっち系(どっち系だよ)のタイトルつけるこのセンス。拍手。

優しさや甘さだけじゃ終わらない、そういうのだけでまとめない、そんな伊坂先生のスタンスが大好き。結局ただのファン。そこに行き着く。

ほんと、日々自分に問いかけていこうと思う。

「火星に住むつもりかい?」って。

どういうこと?ってなったら、ぜひ作品を読んで意味を知ってくださいね~。(丸投げ)